製造原価報告書(材料費・労務費・経費)とは?
製造原価報告書(材料費・労務費・経費)とは、当期の製造活動で発生した原価を材料費・労務費・経費に分け、仕掛品の増減を調整して当期製品製造原価を示す明細書。損益計算書の売上原価につながる。原価低減の効果がどの費目に、いつ財務諸表へ現れるかを説明する土台になる。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2022年度)。
せいぞうげんかほうこくしょ
製造原価報告書(材料費・労務費・経費)の意味
当期の製造活動で発生した原価を材料費・労務費・経費に分け、仕掛品の増減を調整して当期製品製造原価を示す明細書。損益計算書の売上原価につながる。原価低減の効果がどの費目に、いつ財務諸表へ現れるかを説明する土台になる。
製造原価報告書(材料費・労務費・経費)の具体例
材料費3億円、労務費2億円、経費1億円に期首仕掛品5千万円を足し、期末仕掛品7千万円を引いて当期製品製造原価5億8千万円を求める。自動化投資は労務費を減らす一方で減価償却費として経費を増やすため、費目間の振替として現れる。
製造原価報告書(材料費・労務費・経費)は試験でどう引っ掛けられる?
当期製品製造原価と売上原価は一致しない。製品在庫の増減を調整して初めて売上原価になる。また外注加工費は材料費ではなく経費に含めるなど、費目区分の細部で誤答を誘われやすい。
製造原価報告書(材料費・労務費・経費)と関連する用語
製造原価報告書(材料費・労務費・経費)が出た過去問
製造原価明細書から損益計算書を作成したとき,売上総利益は何千円か。
正解:150
要点:仕掛品と製品の棚卸を順に調整して売上原価を求める
まず当期総製造費用は材料費・労務費・経費の合計で900千円となる。これに期首仕掛品を加え期末仕掛品を差し引くと、当期製品製造原価は800千円。さらに期首製品を加え期末製品を差し引いて売上原価は850千円となり、売上高1,000千円から差し引いた売上総利益は150千円である。
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問50(IPA)製造原価明細書から損益計算書を作成したとき、売上総利益は何千円か。製造原価明細書(単位:千円):材料費400、労務費300、経費200、当期総製造費用(空欄)、…
正解:150
要点:売上総利益=売上高-(期首製品+当期製品製造原価-期末製品)
当期総製造費用は材料費・労務費・経費の合計で900千円、当期製品製造原価は900+期首仕掛品150-期末仕掛品250=800千円となる。売上原価は期首製品120+800-期末製品70=850千円で、売上高1,000千円から差し引いた売上総利益は150千円である。
出典:令和4年度 s 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問48(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。