ROI(投資利益率)とは?とうしりえきりつ
ROI(投資利益率)とは、投じた額に対してどれだけの利益が返ったかを比率で表す指標。利益を投資額で割って百分率にする。単位が%に揃うので、規模も内容も違う案件を1本の物差しに載せて優先順位を付けられるが、その代わり「いつ効果が出るか」という時間の情報は式から落ちる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →具体例
認証基盤の統合に4,500万円を投じ、パスワード再発行の窓口対応が年900万円、個別に契約していた製品の保守費が年500万円減るとする。増える運用費が年200万円なら純効果は年1,200万円で、初年度のROIは約27%、投資の回収には4年近くかかる計算になる。効果の測り方は投資を決める前に文書へ固定しておき、稼働後は同じ定義のまま測り直す。
試験での引っ掛け
数値が高い案件ほど優れているとする誤り。期間の長さや効果の確実性が案件ごとに違うため、単純比較はできない。また効果額に「削減できるはずの工数」を人件費換算で積む場合、実際に要員が減らなければ利益は生じない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問24(IPA)
ある業務を新たにシステム化するに当たって,A~Dのシステム化案の初期費用,運用費及びシステム化によって削減される業務費を試算したところ,表のとおりであった。シス…
正解:D
要点:投資利益率は利用期間分の削減額と総投資額で比べる
投資額は初期費用に5年分の運用費を加え、削減額も5年分で見積もる。D案は投資額が15+5×5で40、削減額が22×5で110、利益は70となり、投資利益率は1.75で最も高い。A案は1.5、B案は1.0、C案は0.875であり、初期費用の小ささと年間削減額の大きさを併せ持つD案が有利になる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。