運用コンセプト(ConOps)とは?うんようこんせぷと
運用コンセプト(ConOps)とは、導入後のシステムを誰がどんな場面でどう使い、異常が起きたときにどう振る舞うのかを、利用者の言葉で描いた文書。要件開発の入口で関係者と合意し、後から挙がってくる個々の要求が妥当かどうかを判断する物差しとして使う。作るものではなく、使われ方の側から先に決めていく点が特徴。
最終更新:2026-10-06
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機能の一覧から作り始めると、平常時に誰が何をするかは決まっても、回線が切れたとき、担当者が一人しかいないとき、締めに間に合わなかったときの振る舞いが決まらないまま設計へ進んでしまう。運用の絵を先に置けば、その穴が要求として表に出る。支援士では、インシデントが起きたときに誰が判断し誰へ連絡するかという運用の姿が、そのままCSIRTの動線と非常時の要件になるため、この段階での取り決めが後の対応の速さを決める。
具体例
「店舗の締め処理は21時に店長が実施し、回線が切れているときは端末に保存して翌朝に一括送信する」といった一連の流れを、シナリオと図で記す。こうした利用者視点の記述は、JIS X 0170(システムライフサイクルプロセス)やIEEE 1362がConOpsとして位置づけている。
試験での引っ掛け
ユースケースや運用マニュアルと取り違えやすい。ConOpsは要件定義の入口で作る利用者視点の全体像であり、画面や内部機能を規定しない。運用マニュアルは設計と開発が終わってから作る手順書なので、両者は作られる時期が正反対になる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. システム要件定義・ソフトウェア要件定義 > (2) システムの境界の定義に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。