権限昇格とは?
権限昇格とは、与えられた権限を超えた操作権を不正に獲得すること。一般利用者から管理者へ上がる垂直方向と、同格の他利用者の資源へ回り込む水平方向がある。初期侵入は低権限で成立することが多く、被害の大きさはこの成否で決まる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2018年度)。
けんげんしょうかく
権限昇格の意味
与えられた権限を超えた操作権を不正に獲得すること。一般利用者から管理者へ上がる垂直方向と、同格の他利用者の資源へ回り込む水平方向がある。初期侵入は低権限で成立することが多く、被害の大きさはこの成否で決まる。
権限昇格の具体例
一般権限で実行したコードから、設定不備のあるサービスの実行ファイル置換やカーネルの脆弱性を使って管理者権限を取得し、認証情報のダンプへ進む。水平方向では、URLの利用者IDを書き換えて他人の明細を閲覧する例が典型。
権限昇格は試験でどう引っ掛けられる?
水平方向の権限昇格は「認証は通っているのだから正常」と見誤られやすい。認証と認可は別であり、認証済みの利用者に対しても操作対象ごとに所有者の一致を確認しないと防げない。
権限昇格と関連する用語
権限昇格が出た過去問
情報セキュリティにおけるエクスプロイトコードの説明はどれか。
正解:ソフトウェアやハードウェアの脆弱性を利用するために作成されたプログラム
要点:エクスプロイトコードは脆弱性を突く実証・攻撃プログラム
エクスプロイトコードとは、ソフトウェアやハードウェアに存在する脆弱性を突いて、想定外の動作(任意コード実行や権限昇格など)を引き起こすために作成されたプログラムを指す。攻撃に悪用される一方、検証用コード(PoC)として脆弱性の存在確認やパッチの有効性検証にも用いられる。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問5(IPA)エクスプロイトコードの説明はどれか。
正解:攻撃コードとも呼ばれ,脆弱性を悪用するソフトウェアのコードのことであるが,使い方によっては脆弱性の検証に役立つこともある。
要点:エクスプロイトコードは脆弱性を突く攻撃コードで検証にも使う
エクスプロイトコードとは、特定の脆弱性を突いて意図しない動作(任意コード実行や権限昇格など)を引き起こすためのコードを指し、攻撃コードとも呼ばれる。攻撃に悪用される一方、実際に脆弱性が存在するかを確かめる検証(PoC)や、対策の有効性確認にも用いられる。公開の是非が議論になるのは、この両義性のためである。
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問4(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。