システム監査報告書とは?
システム監査報告書とは、監査の結果と監査人の意見をまとめ、監査依頼者(通常は経営陣)へ提出する文書。監査の目的・範囲・実施時期、指摘事項、改善に向けた助言などを記載する。提出先が被監査部門ではない点がよく問われる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2023年度)。
しすてむかんさほうこくしょ
システム監査報告書の意味
監査の結果と監査人の意見をまとめ、監査依頼者(通常は経営陣)へ提出する文書。監査の目的・範囲・実施時期、指摘事項、改善に向けた助言などを記載する。提出先が被監査部門ではない点がよく問われる。
システム監査報告書の具体例
内部監査室が「退職者アカウントの停止が平均5営業日遅れている」という事実と影響、改善の提案を書いて社長へ提出する。社長の指示を受けて情報システム部が改善に着手する、という流れになる。
システム監査報告書は試験でどう引っ掛けられる?
監査人が改善を直接命令したり、自ら改善作業を行ったりするのは誤り。実施責任は被監査部門にあり、監査人は報告と助言までにとどめる。踏み込むと独立性を失う。
システム監査報告書と関連する用語
システム監査報告書が出た過去問
データベースの直接修正に関して,監査人がシステム監査報告書で報告すべき指摘事項はどれか。ここで,直接修正とは,アプリケーションの機能を経由せずに,特権IDを使用…
正解:更新ログを加工して,アプリケーションの機能を経由した正常な処理によるログとして残していた。
要点:特権IDの直接修正はログの偽装こそ重大な統制違反
特権IDによる直接修正は、アプリケーションの統制を迂回する行為であるため、申請・承認と作業記録の保全が統制の要となる。更新ログを書き換えて通常処理を装っていたのであれば、実施した事実そのものを隠蔽したことになり、証跡の信頼性が失われて事後の検証も不可能になる。これは統制上の重大な欠陥であり、監査人が指摘すべき事項である。
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問25(IPA)データベースの直接修正に関して、監査人が、システム監査報告書で報告すべき指摘事項はどれか。ここで、直接修正とは、アプリケーションソフトウェアの機能を経由せずに、…
正解:更新ログ上は、アプリケーションソフトウェアの機能を経由したデータ更新として記録していた。
要点:特権IDの直接修正は事実どおり記録し追跡できることが必須
特権IDによる直接修正は、通常の業務処理の統制を迂回する操作なので、誰が何をいつ変更したかを事実どおりに記録し追跡できることが不可欠である。更新ログにアプリケーション経由の更新として記録されていれば、直接修正の事実が隠れてしまい、事後の検証も責任追跡もできなくなる。これは統制上の重大な欠陥であり、監査人が指摘すべき事項に当たる。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問25(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。