COSMIC法とは?こずみっくほう
COSMIC法とは、ソフトウェアの規模を、境界をまたぐデータの動きの回数だけで測る機能規模測定手法。利用者機能要件を機能プロセスへ分け、エントリ・エグジット・リード・ライトの4種類のデータ移動を数え、1移動を1CFP(COSMICファンクションポイント)として合計する。上限が無いため大規模なシステムでも比例して測れる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
ファンクションポイント法は画面・帳票・ファイルという業務システムの部品を前提としており、機器を制御する組込みソフトでは数える対象がそもそも見当たらなかった。複雑度の重み付けや調整係数も、経験に基づく主観が入り込む余地を残していた。分野をまたいで比較でき、数え方に判断が入らない測り方が要る、という要求から国際規格として整えられたのがこの手法。PM試験では、見積り根拠を発注者へ説明できるかが問われるため、手法の選択理由まで押さえたい。
具体例
COSMICコンソーシアムが定め、ISO/IEC 19761として国際規格になっている。「受注登録」という機能プロセスであれば、入力の受取りが1、顧客マスタと在庫マスタの参照で2、受注テーブルへの書込みが1、完了画面への出力が1で、合計5CFPと数える。
試験での引っ掛け
IFPUG法との取り違えが定番。COSMIC法には複雑度の重み付けも調整係数も無く、規模はデータ移動の回数だけで決まる。1回の移動で運ぶデータ項目が何個あっても結果は変わらない。画面数やファイル数、内部論理ファイルを数える設問はIFPUG法側の話で、COSMIC法の答えにはならない。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
ソフトウェアの規模の見積り方法のうち、利用者機能要件と機能プロセスに着目して、機能プロセスごとに①〜③の手順で見積りを行うものはどれか。 ①データ移動を型として…
正解:COSMIC法
要点:COSMIC法はデータ移動を4種類に分類して機能規模を測る
COSMIC法は、機能規模測定手法の一つで、利用者機能要件を機能プロセスに分け、その中でのデータ移動を数えて規模を測る。データ移動はエントリ、エグジット、リード(読込み)、ライト(書込み)の4種類に分類され、それぞれの個数に単位規模を掛けて合計する。ファンクションポイント法の系譜にあるが、データ移動に着目する点が特徴である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。