組合せ回路と順序回路とは?くみあわせかいろとじゅんじょかいろ
組合せ回路と順序回路とは、内部に記憶素子を持つかどうかで論理回路を二分する区分。持たない組合せ回路は出力が現在の入力だけで決まり、加算器・デコーダ・マルチプレクサが該当する。持つ順序回路は入力と内部状態の両方で出力が決まり、カウンタ・レジスタ・制御回路が該当する。回路図からどちらかを判別し、状態の移り変わりを追えることが問われる。
最終更新:2026-10-06
ネットワークSPを最短で暗記・合格する →背景
「過去を覚えるかどうか」という区別は、回路に限らずネットワーク機器の性質を説明するのにそのまま使える。ヘッダだけを見て転送先を決める処理は入力だけで出力が決まり、通信の状態を覚えて戻りのパケットを通す処理は内部状態に依存する。性能が読みやすいのは前者、資源が枯渇しうるのは後者、という装置選定の勘どころは、この分類から説明できる。
具体例
宛先MACアドレスから出力ポートを引く転送表の参照は、入力に対して一意に出力が決まる組合せ回路的な処理で、段に分けて高速に回せる。一方、TCPのセッションを覚えて戻りの通信だけを通すステートフルインスペクションは、通信ごとの状態を保持する順序回路的な処理で、同時セッション数が上限に達すると新規の通信が通らなくなる。
試験での引っ掛け
「フィードバック配線があれば順序回路」と単純化すると誤る。判断基準は状態を保持するかどうかで、記憶素子を持たない回路のフィードバックはハザードや発振の原因になるだけである。また順序回路の内部にも組合せ回路が必ず含まれており、両者は排他の関係ではない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。