インシデント管理とは?いんしでんとかんり
インシデント管理とは、サービスの中断や品質低下が起きたとき、合意された目標時間内にできるだけ早く復旧させることを目的とするプロセス。原因の特定より復旧の速さを優先し、再発を防ぐための原因究明は問題管理へ引き継ぐ。予備経路への切替のような回避策で業務が戻れば、それで目的を果たしたと扱う。
最終更新:2026-10-06
ネットワークSPを最短で暗記・合格する →背景
回線障害の切り分けは、機器ログの確認、キャリアへの照会、現地確認と、原因にたどり着くまでに時間がかかる。その間も業務は止まったままである。「なぜ落ちたか分かるまで手を付けない」進め方をすると停止時間が伸びるため、まず予備経路へ寄せて業務を戻し、原因の追及は落ち着いてから行う、と切り分ける。この線引きが運用当番の判断基準そのものになる。
具体例
本社−支社間の広域イーサが落ちた当番対応で、原因の特定を待たずインターネットVPNの予備経路へ切り替え、業務が戻った時点でインシデントは解決とする。キャリア設備側の要因だったかどうかの追及と、切替に10分かかった理由の是正は、問題管理として別に起票して扱う。
試験での引っ掛け
「早期復旧=インシデント管理」「根本原因の除去=問題管理」の対比が最頻出。予備経路への切替のような回避策(ワークアラウンド)で業務が戻れば、原因が未特定でもインシデントとしては目的を達成している。逆に恒久対策が済むまで閉じない運用にすると、目標復旧時間の達成状況が測れなくなる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。