人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)とは?
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)とは、人の行為に起因する脅威の総称。悪意のない誤操作・誤送信・紛失などの過失と、意図的な持ち出しや改ざんなどの故意に分かれる。技術的対策だけでは防げず、教育・手順・権限設計で減らす対象であることが繰り返し問われる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2018年度〜2019年度)。
じんてききょうい
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)の意味
人の行為に起因する脅威の総称。悪意のない誤操作・誤送信・紛失などの過失と、意図的な持ち出しや改ざんなどの故意に分かれる。技術的対策だけでは防げず、教育・手順・権限設計で減らす対象であることが繰り返し問われる。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)の具体例
案内メールを送る際、宛先欄に取引先100社を並べて送信し、互いのアドレスが全員に見える状態になった。以後は一斉送信を専用ツールに限定し、宛先が一定数を超えると送信前に確認画面を出す設定へ変更した。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)は試験でどう引っ掛けられる?
人的脅威を「内部不正」だけと考えるのは狭すぎる。件数としては過失が圧倒的に多い。地震・停電などの環境要因は物理的脅威、不正プログラムは技術的脅威として区別される点も押さえる。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)と関連する用語
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)が出た過去問
安全性と信頼性について、次の方針でプログラム設計を行う場合、その方針を表す用語はどれか。 〔方針〕 不特定多数の人が使用するプログラムには、自分だけが使用するプ…
正解:フールプルーフ
要点:誤操作を前提に危険を防ぐ設計がフールプルーフ
フールプルーフは、利用者が誤った操作や不正な入力をしても、システムが危険な状態にならないようにあらかじめ備えておく設計思想である。入力データの妥当性チェックを厚くし、前提条件を満たさないデータにはエラーメッセージを返して再入力を促す設計は、まさに利用者の誤りを想定した作りであり、フールプルーフに当たる。
出典:平成30年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問16(IPA)フェールセーフの考えに基づいて設計したものはどれか。
正解:交通管制システムが故障したときには、信号機に赤色が点灯するようにする。
要点:フェールセーフは故障時に安全な側へ倒す設計思想
フェールセーフは、故障が起きたときにシステムを安全な側の状態へ倒す設計思想である。交通管制システムが故障したときに信号機を赤にすれば、車両は停止するので事故という最悪の事態を避けられる。稼働継続を狙うフォールトトレラントや、誤操作を防ぐフールプルーフとは目的が異なる。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。