バリューチェーン・コアコンピタンスとは?
バリューチェーン・コアコンピタンスとは、バリューチェーンは調達から製造・物流・販売・サービスまでの事業活動を価値の連鎖として捉え、主活動・支援活動それぞれの付加価値やコストの源泉を分析するフレームワーク。コアコンピタンスは、他社に模倣されにくい企業の中核的な強みで、長期的な競争優位の源泉となる技術・ノウハウを指す。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2019年度〜2021年度)。
ばりゅーちぇーん・こあこんぴたんす
バリューチェーン・コアコンピタンスの意味
バリューチェーンは調達から製造・物流・販売・サービスまでの事業活動を価値の連鎖として捉え、主活動・支援活動それぞれの付加価値やコストの源泉を分析するフレームワーク。コアコンピタンスは、他社に模倣されにくい企業の中核的な強みで、長期的な競争優位の源泉となる技術・ノウハウを指す。
バリューチェーン・コアコンピタンスの具体例
精密加工技術に強みを持つ部品メーカーが、そのコアコンピタンスを軸に自動車・医療機器など複数分野へバリューチェーンを展開する。
バリューチェーン・コアコンピタンスは試験でどう引っ掛けられる?
主活動と支援活動の振り分けが定番。購買物流・製造・出荷物流・販売・サービスが主活動、全般管理・人事労務・技術開発・調達が支援活動で、「調達」と「購買物流」を取り違えやすい。またサプライチェーンが企業間のモノの流れに着目するのに対し、バリューチェーンは付加価値の連鎖に着目する。コアコンピタンスは単なる得意分野ではなく、顧客価値をもたらし・模倣が難しく・複数の市場へ展開できる強みを指す。
バリューチェーン・コアコンピタンスと関連する用語
バリューチェーン・コアコンピタンスが出た過去問
コアコンピタンスに該当するものはどれか。
正解:競合他社よりも効率性が高い生産システム
要点:コアコンピタンスは模倣困難で顧客価値を生む自社の中核能力
コアコンピタンスは、競合他社が容易に模倣できず、多様な市場へ展開でき、顧客価値に貢献する自社独自の中核的な能力を指す。競合より効率性の高い生産システムは、自社が蓄積した技術やノウハウに裏打ちされた能力であり、これに該当する。市場の成長率やシェアといった外部環境や結果指標は、能力そのものではない。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問26(IPA)企業の事業活動を機能ごとに主活動と支援活動に分け、企業が顧客に提供する製品やサービスの利益が、どの活動で生み出されているかを分析する手法はどれか。
正解:バリューチェーン分析
要点:バリューチェーン分析は主活動と支援活動で価値の源泉を探る
バリューチェーン分析は、企業活動を購買物流・製造・出荷物流・販売/マーケティング・サービスといった主活動と、全般管理・人事・技術開発・調達といった支援活動に分解し、どの活動で付加価値(マージン)が生まれているかを明らかにする手法である。強みのある活動を特定して競争優位の源泉を見極める目的で使われる。
出典:令和2年度 10月 高度共通_午前I試験 am1 問26(IPA)バリューチェーンの説明はどれか。
正解:企業活動を、五つの主活動と四つの支援活動に区分し、企業の競争優位の源泉を分析するフレームワーク
要点:バリューチェーンは主活動5つ支援活動4つで競争優位を分析
バリューチェーンはM.ポーターが提唱した分析フレームワークで、企業活動を購買物流・製造・出荷物流・販売とマーケティング・サービスという5つの主活動と、全般管理・人事労務管理・技術開発・調達という4つの支援活動に分けて捉える。各活動がどこで価値を生み、どこにコストがかかっているかを見ることで、競争優位の源泉を明らかにする。
出典:令和3年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問26(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。