エスクロー(ソースコード寄託)とは?えすくろー
エスクロー(ソースコード寄託)とは、委託先が持っているソースコード(プログラムの元になる文書)や設計文書を、中立の第三者機関へ預けておく仕組み。委託先の倒産や事業撤退といった契約で定めた事由が生じたときに限り、発注者へ開示され、システムの保守継続を可能にする。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
システムを発注した会社は、作った会社が倒産したり事業をやめたりすると、保守を続けられなくなるおそれがある。プログラムの元の文書(ソースコード)は作った会社しか持っておらず、発注側は見られない。最初から渡すよう求めるのも難しい。そこで、中立の第三者が預かり、万一のときだけ渡す形が考えられた。
具体例
業務の中核を担うシステムをソースコード非開示の条件で発注する際、開発元の廃業・サービス終了・重大な契約違反を開示事由として寄託契約を結び、版が上がるたびに最新のコードを預け直す運用を義務付ける。
試験での引っ掛け
預けただけでは保守できない。プログラムの元の文書(ソースコード)から実際に動く形を作る手順(ビルド手順)、そのプログラムが動くために必要な他の部品、設計文書まで含めて預け、中身が最新かを定期的に確かめる取り決めが要る。開示されても、著作権が自動的に移転するわけではない点も別問題。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問4(IPA)
電子商取引の商品と代金の受け渡しにおいて、売り手と買い手の間に、信頼のおける第三者が介在することによって、取引の安全性を高めるサービスはどれか。
正解:エスクロー
要点:エスクローは第三者が代金を預かり取引の安全性を高める
売り手と買い手が互いを信用しにくいネット取引では、信頼できる第三者が代金を一時的に預かり、商品の受け渡し確認後に売り手へ渡す仕組みが使われる。これをエスクロー(第三者預託)サービスという。代金だけ受け取って発送しない、といった詐欺のリスクを下げられる。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問28(IPA)
インターネット上の商取引に関連したリスクのうち、エスクローサービスを利用することによって低減できるリスクとして、適切なものはどれか。
正解:商品の代金を支払ったにもかかわらず、商品が配送されない。
要点:エスクローは第三者が代金を預かり未着リスクを抑える
エスクローサービスは、売主と買主の間に第三者が入り、買主が支払った代金をいったん預かって、商品が確かに届いたことを確認してから売主に支払う仕組みである。これにより、代金だけ支払って商品が届かないという取引相手の不履行リスクを抑えられる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。