RFI(情報提供依頼書)とは?
RFI(情報提供依頼書)とは、システム調達の初期段階で、発注候補となるベンダーに対して、技術動向や製品情報、実績などの情報提供を依頼する文書。具体的な提案依頼(RFP)の前段階として、候補を絞り込む目的で使われる。
ITパスポートの過去問では12回出題されています(2010年度〜2025年度)。
あーるえふあい
RFI(情報提供依頼書)の意味
システム調達の初期段階で、発注候補となるベンダーに対して、技術動向や製品情報、実績などの情報提供を依頼する文書。具体的な提案依頼(RFP)の前段階として、候補を絞り込む目的で使われる。
RFI(情報提供依頼書)の具体例
どのベンダーがどのようなクラウド製品を提供しているかまだ把握できていない段階で、複数の候補企業にRFIを送り、対応可能な技術・実績を確認する。
RFI(情報提供依頼書)は試験でどう引っ掛けられる?
RFIは情報提供の依頼、RFPは提案の依頼、RFQは見積の依頼。順序はRFI→RFP→RFQで、IはInformation、PはProposal、QはQuotationと頭文字で結び付けると取り違えない。
RFI(情報提供依頼書)と関連する用語
RFI(情報提供依頼書)が出た過去問
B社は図のような流れで情報システムを調達した。aに当てはまるものはどれか。
正解:RFP
要点:ベンダに提案書を求める文書がRFP(提案依頼書)
図では、調達先の選定基準を決めた後にIT部門が作成してベンダに配布し、それを受け取ったベンダが提案書を作成している。ベンダに提案を求めるために要求内容や条件を示す文書がRFP(提案依頼書)であり、この位置に入る。情報収集段階のRFIより後、契約より前という流れとも一致する。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問4(IPA)ある業務システムの新規開発を計画している企業が,SIベンダに出すRFPの目的として,最も適切なものはどれか。
正解:業務システムの開発を依頼するために,ベンダの示す提案内容から最適な依頼先を選定したい。
要点:RFPは提案を求めて発注先を選定するための文書
RFP(Request For Proposal:提案依頼書)は、システムに求める要件や制約、予算や納期などを示してベンダに具体的な提案を求める文書である。目的は集まった提案内容を比較評価して発注先を決めることにある。技術情報の収集や候補の絞込みを目的とする段階ではRFI(情報提供依頼書)を用いる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問25(IPA)システム化構想の立案時点でベンダ企業から収集する情報として、最も適切なものはどれか。
正解:システム化する分野における情報技術動向
要点:構想段階のRFIで集めるのは技術動向。見積りは後のRFP段階
システム化構想の立案は、何を実現したいかを固める最上流の段階であり、この時点でベンダに求めるのは実現手段の可能性を探るための情報である。RFI(情報提供依頼書)によって技術動向や実現方式の情報を集め、構想の妥当性を検討する。詳細な見積りや役割分担は、要件がある程度固まった後の調達段階で扱う。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問22(IPA)提案依頼書の説明として適切なものはどれか。
正解:発注先の候補となるベンダに具体的なシステム提案を行うよう要求することを目的として、依頼元の企業が作成する。
要点:RFPは発注側が作り、ベンダへ具体的提案を求める文書
提案依頼書(RFP)は、システムを導入したい発注側の企業が、候補となるベンダに対して具体的な提案や見積りを出すよう求める文書である。調達の要求事項や前提条件を示して各社の提案を比較できるようにするのが目的で、情報収集だけを目的とする情報提供依頼書(RFI)とは区別される。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問17(IPA)システムの調達に関して、a、bに該当する記述の適切な組合せはどれか。 A社では新システムの調達に当たり、aの入手を目的としてRFIをベンダに提示した。その後、b…
正解:a:技術動向調査書 b:提案書
要点:RFIで情報収集、RFPで提案書を得て選定する
RFI(情報提供依頼書)は調達の初期段階で、実現手段や技術動向、ベンダの実績など判断材料となる情報の提供を求めるものである。続くRFP(提案依頼書)では要件を示したうえで、具体的な提案内容・価格・スケジュールを記した提案書の提出を求め、それを比較して調達先を決める。したがってaが技術動向調査書、bが提案書となる。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。