光ファイバ(シングルモード/マルチモード)とは?ひかりふぁいば
光ファイバは、髪の毛ほどの細いガラス繊維に光を通して信号を送るケーブルで、芯(コア)の太さで2種類に分かれる。芯が細いシングルモードは光の通り道が1本で遠くまで信号が崩れにくく、芯が太いマルチモードは扱いやすい代わりに距離が伸びない。
最終更新:2026-10-10
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銅線に電気を流す方式では、距離が伸びるほど信号が弱まり、周囲のモーターや蛍光灯から出る雑音も拾ってしまう。光は電気的な雑音の影響を受けず、太さのわりに多くの情報を運べる。芯を太くすると光が壁で反射しながら何通りもの道を進むことになり、同時に出した光が到着時刻のずれた状態で届いて波形が崩れる。長距離では芯を細くして道を1本に絞る——太さの違いは、この到着のずれをどこまで許すかの選択である。
具体例
自宅で契約するNTT東日本のフレッツ光やNURO光は、電話局から建物まで光ファイバで引き込む方式で、FTTH(Fiber To The Home。家庭まで光ファイバを引くこと)と呼ばれる。オフィスビルでは、階をまたぐ基幹の配線に光ファイバ、各机までの配線には銅線のLANケーブル、という組み合わせが一般的になっている。
試験での引っ掛け
「芯が太いほうが高性能」は誤りで、太いマルチモードのほうが長距離に不利である。また、電話線(銅線)で高速通信するADSLと混同しないこと。ADSLは電話局(収容局)から遠いほど速度が落ちるが、光ファイバはその影響をほとんど受けない。過去問は、家庭まで光ファイバを引くFTTHと、電話線を使うADSL・ISDN(電話線を使ったデジタル通信網)の区別を直接聞いてくる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問77(IPA)
収容局から家庭までの加入者線が光ファイバケーブルであるものはどれか。
正解:FTTH
要点:FTTHは収容局から自宅まで光ファイバを引き込む方式
FTTHは「Fiber To The Home」の略で、通信事業者の収容局から利用者宅まで光ファイバを引き込む方式を指す。金属の電話線を使う方式に比べて伝送距離による劣化が小さく、高速で安定した通信が得られる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問57(IPA)解説で登場
ADSLに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:光ケーブルではない一般のアナログ電話回線を使用する。
要点:ADSLはアナログ電話回線を使い、局からの距離で速度が落ちる
ADSLは、既設のアナログ電話回線(メタル線)の音声で使われない高い周波数帯を利用してデータを伝送する技術である。光ファイバは不要な代わりに、電話局からの距離が延びるほど信号が減衰して速度が落ちる。デジタル回線であるISDNでは利用できない。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問82(IPA)
光ファイバを使った家庭向けの通信サービスを示す用語はどれか。
正解:FTTH
要点:FTTHは家庭まで光ファイバを引き込む通信サービス
FTTH(Fiber To The Home)は、光ファイバを家庭まで直接引き込んで提供する高速通信サービスを指す語である。電話局から家庭まで全区間が光になるため、メタル線を使うADSLに比べて距離による速度低下がほとんどない。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問62(IPA)解説で登場
ブロードバンド回線の特徴のうち、適切なものはどれか。
正解:動画などの大容量データの通信に適した回線である。
要点:ブロードバンドは広帯域・常時接続で大容量通信に適する
ブロードバンド回線は広い帯域を使って高速に通信できる回線の総称で、動画のような大容量データのやり取りに適し、常時接続で利用されるのが一般的である。ADSLは電話線、CATVはケーブルテレビ網、FTTHは光ファイバというように伝送路ごとに機器が異なり、ブロードバンドルータも特定の伝送路専用ではない。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問68(IPA)
FTTHの説明として,適切なものはどれか。
正解:光ファイバを使った家庭向けの通信サービスの形態
要点:FTTHは光ファイバを家庭まで引き込む通信サービス
FTTHは、通信事業者の設備から加入者宅まで光ファイバを敷設して提供する通信サービスの形態である。金属線に比べて高速で距離による減衰が小さく、家庭向けの高速インターネット接続の主流となっている。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。