フルバックアップ・差分バックアップ・増分バックアップとは?
フルバックアップ・差分バックアップ・増分バックアップとは、これらはデータのバックアップを取得する方式の分類である。フルバックアップは、対象データの全体を毎回まるごとコピーする方式で、リストア時は1つのバックアップデータだけで復元できるため手順は単純だが、取得のたびに時間と保存容量を多く必要とする。差分バックアップは、直前のフルバックアップ以降に変更があった部分だけを毎回バックアップする方式で、リストア時にはフルバックアップと最新の差分バックアップの2つがあればよい。増分バックアップは、前回のバックアップ(フルまたは増分)以降の変更部分のみを都度バックアップする方式で、取得にかかる時間と容量は最も少ないが、リストア時にはフルバックアップと複数の増分バックアップをすべて順番に適用する必要があり、復元の手間はかかる。
ITパスポートの過去問では5回出題されています(2012年度〜2026年度)。
フルバックアップ・さぶんバックアップ・ぞうぶんバックアップ
フルバックアップ・差分バックアップ・増分バックアップの意味
これらはデータのバックアップを取得する方式の分類である。フルバックアップは、対象データの全体を毎回まるごとコピーする方式で、リストア時は1つのバックアップデータだけで復元できるため手順は単純だが、取得のたびに時間と保存容量を多く必要とする。差分バックアップは、直前のフルバックアップ以降に変更があった部分だけを毎回バックアップする方式で、リストア時にはフルバックアップと最新の差分バックアップの2つがあればよい。増分バックアップは、前回のバックアップ(フルまたは増分)以降の変更部分のみを都度バックアップする方式で、取得にかかる時間と容量は最も少ないが、リストア時にはフルバックアップと複数の増分バックアップをすべて順番に適用する必要があり、復元の手間はかかる。
フルバックアップ・差分バックアップ・増分バックアップの具体例
日曜日にフルバックアップを取得し、平日は毎日増分バックアップを取得しておくことで、日々のバックアップ時間を短縮しつつ、必要なときは日曜のフルバックアップから順に増分バックアップを適用して復元する。
フルバックアップ・差分バックアップ・増分バックアップは試験でどう引っ掛けられる?
差分バックアップと増分バックアップは名前が似ているが、差分は「フルバックアップからの累積差分」、増分は「直前のバックアップからの変化分のみ」であり、リストアに必要なファイル数と手間が異なる点が問われやすい。
フルバックアップ・差分バックアップ・増分バックアップと関連する用語
フルバックアップ・差分バックアップ・増分バックアップが出た過去問
A社は業務で使用しているサーバのデータをサーバのハードウェア障害に備えてバックアップをしたいと考えている。次のバックアップ要件を満たす計画のうち、A社のバックア…
正解:バックアップ方法:日曜日にフルバックアップを取得し、月曜日~土曜日には、フルバックアップ以降に更新や追加、削除された部分のデータを差分バックアップとして取得する。/保存場所:外部のメディアへ出力して所定の場所で、それを保管する。
要点:機器障害対策のバックアップは差分併用かつ別媒体・別場所に保管する
フルバックアップの時間が確保できず、日々の更新量はごく少ないという条件なので、週1回のフルバックアップと平日の差分バックアップを組み合わせるのが合理的である。前日終業後の状態に戻すには、直近のフルと当日分までの差分が必要になる。またハードウェア障害に備える以上、バックアップをサーバ内部に置くと本体と一緒に失われるため、外部メディアへ出力して別の場所に保管しなければならない。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問81(IPA)〔テクノロジ〕Sさんは、画像ファイルを復旧した後に、現PCに保管している画像ファイルを月に1回USBメモリにバックアップするために、8Gバイトの容量のある空のU…
正解:14
要点:増分バックアップは前回からの追加分だけを保存する
最初に保存するのは復旧した1,200ファイル(2,000の6割)で、2Mバイト×1,200=2,400Mバイトを占める。以後は毎月増えた200ファイル分だけを追加保存するので、1回当たり400Mバイトずつ増える。残り容量は8,000-2,400=5,600Mバイトなので、5,600÷400=14回分、すなわち14か月後の分まで保存できる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問91(IPA)〔テクノロジ〕Sさんは、現PCに保管した画像ファイルに色調補正などの加工をすることにした。加工作業のミスなどに備えて、バックアップツールを利用して、毎年4月1日…
正解:作業b
要点:バックアップ取得時点の状態しか復元できない
復元できるのは、バックアップを取った時点の状態だけである。この年は4月1日の完全バックアップと、5月1日・6月1日の差分バックアップが残っている。作業bの直後(4月3日〜4月10日)の状態は、次の保存である5月1日を迎える前に作業cで上書きされているため、どのバックアップにも残っていない。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問92(IPA)毎週日曜日の業務終了後にフルバックアップファイルを取得し、月曜日〜土曜日の業務終了後には増分バックアップファイルを取得しているシステムがある。水曜日の業務中に故…
正解:日曜日のフルバックアップファイル、月曜日と火曜日の増分バックアップファイル
要点:増分方式の復元はフル+以降の全増分を順に適用する
増分バックアップは前回のバックアップ以降に変更された分だけを保存するため、復元にはフルバックアップと、それ以降に取得したすべての増分が順に必要となる。ここでは日曜日のフルバックアップを戻したうえで、月曜日の増分、火曜日の増分の順に適用することで火曜日の業務終了時点の状態が再現できる。どれか一つでも欠けると復元できない。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問92(IPA)データベースの障害に備えて、毎日業務終了後にバックアップファイルを取得している。毎週土曜日にはフルバックアップファイルを取得し、日曜日から金曜日は差分バックアッ…
正解:土曜日のフルバックアップファイルと、火曜日の差分バックアップファイル
要点:差分方式の復旧はフルバックアップと直近の差分だけでよい
本問の差分バックアップは、直近のフルバックアップ以降の変更を毎回まとめて記録する方式である。したがって火曜日の差分ファイルには日曜日から火曜日までの変更が全て含まれる。復旧に必要なのは土曜日のフルバックアップと火曜日の差分ファイルの2つだけで、途中の日曜日や月曜日の差分は不要である。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問86(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。