グリーン購入とは?ぐりーんこうにゅう
グリーン購入とは、物品やサービスを調達するとき、価格と品質だけでなく環境への負荷が小さいことを判断基準に加えて優先的に選ぶ取組。企業の社会的責任(CSR)のうち環境対策にあたる活動で、グリーン購入法により、国の機関には毎年度の調達方針の作成と実績の公表が義務づけられ、地方公共団体には調達方針を作って取り組むよう努める努力義務が課されている(2026年10月時点)。
最終更新:2026-10-09
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環境負荷の小さい製品は手間や材料の費用がかかるため、価格だけで選ばれる市場では売れずに姿を消してしまう。買う側がまとめて基準を変えれば、需要の側から環境配慮型の製品が成り立つようにできる。国の調達が率先して基準を示すのは、市場全体を動かすだけの規模があるからである。IT分野では消費電力の少ない機器を選ぶグリーンITがこれにあたる。
具体例
社内PCの入替えで、国際エネルギースタープログラムに適合した機種、再生プラスチックの使用率が一定以上の機種、梱包材を減らした機種を調達基準に定め、その基準を満たす製品から選定する。適合状況はエコリーフ環境ラベルなどの第三者認証で確認できる。
試験での引っ掛け
CSRの施策のうちどの観点にあたるかを取り違えないこと。株主への経営状況の開示はコーポレートガバナンス、法令遵守の体制整備はコンプライアンス、災害時のボランティア支援は社会貢献で、環境対策にあたるのがグリーン購入である。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問66(IPA)
グリーン調達の説明はどれか。
正解:品質や価格の要件を満たすだけでなく,環境負荷が小さい製品やサービスを,環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入することである。
要点:グリーン調達は環境負荷の小さい製品を優先して買う
グリーン調達とは、品質や価格の条件を満たすことに加えて、環境負荷の小さい製品・サービスを、環境配慮に取り組む事業者から優先して購入する考え方である。購入する側が選択基準を通じて、供給側の環境対応を促す点に意義がある。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問64(IPA)
グリーン調達の説明はどれか。
正解:品質や価格の要件を満たすだけでなく、環境負荷が小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入することである。
要点:グリーン調達は環境負荷の小さい製品を優先して購入する
グリーン調達は、品質や価格という従来の条件に加え、環境負荷の小ささを購入の判断基準に組み込む考え方である。環境配慮に取り組む事業者から優先的に購入することで、購買力を通じて供給側の環境対応を後押しする効果がある。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問65(IPA)
国や地方公共団体が、環境への配慮を積極的に行っていると評価されている製品・サービスを選んでいる。この取組みを何というか。
正解:グリーン購入
要点:グリーン購入は環境に配慮した製品を優先して調達すること
グリーン購入は、物品やサービスを調達する際に、環境への負荷が少ないものを優先して選ぶ取組みである。国や地方公共団体などにはグリーン購入法により、環境配慮製品の調達推進が求められている。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問75(IPA)
企業が社会的責任を果たすために実施すべき施策のうち、環境対策の観点から実施するものはどれか。
正解:グリーン購入に向けて社内体制を整備する。
要点:グリーン購入は環境負荷の小さい製品を優先して調達する
グリーン購入とは、製品やサービスを調達する際に、環境への負荷が少ないものを優先して選ぶ取組みである。調達を通じて環境配慮型の製品の普及を後押しできるため、環境対策としての社会的責任の果たし方に当たる。情報開示は透明性、ボランティア支援は社会貢献、倫理ヘルプラインはコンプライアンスの観点であり、いずれも環境対策ではない。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問51(IPA)
国や地方公共団体が、環境への配慮を積極的に行っていると評価されている製品・サービスを選んでいる。この取組を何というか。
正解:グリーン購入
要点:グリーン購入は環境負荷の小さい製品を優先して調達する
グリーン購入は、製品やサービスを調達する際に、環境への負荷が小さいものを優先して選ぶ取組みである。国や地方公共団体は法律に基づき率先して取り組むことが求められており、需要面から環境配慮型の製品の普及を後押しする効果がある。制度による表示や、開発事業の環境影響を事前に評価する仕組みとは区別する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。