FPGAとは?えふぴーじーえー
FPGA(Field Programmable Gate Array)は、工場で作られた後でも、利用者が内部の論理回路の組み方を書き換えられる集積回路(LSI)。「Field(現場で)Programmable(書き換えられる)Gate Array(論理回路を並べたもの)」という名前のとおり、回路の設計データを読み込ませると、その処理を専用の回路として実行する。CPU のように命令を 1 つずつ読んで処理するのではなく、処理そのものを回路にするので、特定の処理を速く、少ない電力でこなせる。作り直しは利くが、同じ処理だけを大量生産する専用チップ(ASIC:特定用途向け集積回路)に比べると 1 個あたりの価格は高い。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
特定の処理を速くしたい場合、昔は専用チップ(ASIC)を設計して工場で作るしかなかった。ASIC は製造までに時間と多額の初期費用がかかり、完成後に仕様の誤りが見つかっても直せない。生産数が少ない製品や仕様がまだ固まらない段階ではこの負担が重すぎたため、回路を後から入れ替えられるチップが求められた。1985 年に米国の Xilinx(現在は AMD の一部門)が最初の商用 FPGA を発売した。
具体例
Microsoft は検索エンジン Bing の検索結果の順位付けを速くするため、データセンターのサーバに FPGA を載せる取組み(Project Catapult)を行い、その後クラウドサービス Azure のサーバにも広げた。検索の計算方法を変えるたびに新しいチップを作らなくても、FPGA の回路データを書き換えれば済む。
試験での引っ掛け
FPGA は「製造後に回路を書き換えられる」点が特徴で、「製造時に回路が固定される」のは ASIC。また、多数の演算器を並べて画像処理や機械学習の計算を並列にこなす GPU とも別物で、GPU は回路が固定されたプロセッサである(基本情報技術者試験で GPU の説明を選ばせ、FPGA を誤りの選択肢に置く出題がある)。書き換える対象はソフトウェアではなく回路の構成である点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。