ER図(実体関連図)とは?
ER図(実体関連図)とは、データベースの設計段階で、扱う対象(実体・エンティティ)と、それらの間の関連(リレーションシップ)を図示したもの。エンティティ同士の関連には「1対1」「1対多」「多対多」といった多重度(カーディナリティ)がある。
基本情報技術者試験の過去問では2回出題されています。
いーあーるず
ER図(実体関連図)の意味
データベースの設計段階で、扱う対象(実体・エンティティ)と、それらの間の関連(リレーションシップ)を図示したもの。エンティティ同士の関連には「1対1」「1対多」「多対多」といった多重度(カーディナリティ)がある。
ER図(実体関連図)の具体例
「顧客」と「注文」の関連は、1人の顧客が複数回注文しうるので「1対多」の関係として表される。「商品」と「注文」は、1つの注文に複数商品が含まれ、1つの商品も複数の注文に現れうるので「多対多」の関係になり、実際の実装では中間表(注文明細表)を挟んで解消することが多い。
ER図(実体関連図)は試験でどう引っ掛けられる?
多対多の関連はそのまま表にできず、連関エンティティ(中間表)を挟んで1対多の2組へ分解するのが定石。外部キーは「多」側の表に置く点も逆に覚えやすい。ER図は概念設計の成果物で、物理的な表定義そのものではない。ER図が表すのはデータの構造であり、データの流れを表すDFDとは目的が違う。
ER図(実体関連図)と関連する用語
ER図(実体関連図)が出た過去問
E-R図に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:管理の対象をエンティティ及びエンティティ間のリレーションシップとして表現する。
要点:E-R図は実体と実体間の関連でデータ構造を表す概念モデル
E-R図は、管理対象となる実体(エンティティ)と、実体どうしの関連(リレーションシップ)を図示して、対象業務のデータ構造を整理する記法である。特定のデータベース製品や実装方式に依存せず概念設計の段階で用いられる点が特徴。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問26(IPA)モデリングツールを使用して,本稼働中のデータベースの定義情報からE-R図などで表現した設計書を生成する手法はどれか。
正解:リバースエンジニアリング
要点:リバースエンジニアリングは実装から設計情報を復元する
リバースエンジニアリングは、完成した成果物を解析して仕様や設計情報を取り出す手法である。本問のように稼働中のデータベースの定義情報から E-R図などの設計書を起こす作業がこれにあたる。逆に設計書から実装を生成していくのがフォワードエンジニアリングである。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問50(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。