バリューエンジニアリング(VE)とは?ばりゅーえんじにありんぐ
バリューエンジニアリング(VE)とは、価値を「機能÷コスト」と定義し、必要な機能を保ったままコストを下げる、あるいは同じコストで機能を高める組織的な改善手法。機能を分解し、その機能を実現する別手段を探すという手順を踏む。試験では原価低減の考え方として問われる。
最終更新:2026-10-10
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
部品点数や構成は設計の段階でほぼ決まり、量産に入ってからでは変えられる範囲が狭い。部品を一つずつ安いものに替えるだけでは、必要な機能まで削ってしまうおそれがある。そこで設計の初期に「この部品は何の機能のためにあるのか」を洗い出し、機能と費用を対応づけて、別の構成で同じ機能を実現できないかを問う手順が整えられた。
具体例
数字を表示する機器に、液晶と、液晶の表示を動かす専用の駆動用チップと、本体の制御用チップを別々に積んでいたとする。VEではまず「使う人に値を読み取らせる」という機能に立ち返り、その機能を果たす別の手段を探す。そこで本体の制御用チップを、液晶の駆動の働きも内蔵したものに替え、液晶もそのチップに直接つなげるよう機器向けに作ったものにする。すると液晶の駆動用チップが要らなくなり、部品の点数が減る。機能を落とさずにコストだけを下げるのがVEの形。
試験での引っ掛け
安い部品への単純な置き換え(コストダウン)と違い、VEは必ず機能から出発する。機能を削って安くするのは価値の向上とは限らない。設計初期ほど効果が大きく、量産開始後では取れる手段が限られる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。