データマスキングとは?データマスキング
データマスキングとは、氏名や電話番号などの実データの一部を別の値に置き換えて、本来の値が分からないようにする処理。開発やテストで本番のデータを使いたいときに、個人情報をそのまま渡さずに済ませる目的で行い、基本は元の値に戻せない不可逆な処理として扱う。画面に表示するときだけ伏せ字にする動的マスキングもある。
最終更新:2026-10-09
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
テストは本番と同じ形と量のデータで行いたいが、本番のデータは個人情報そのものである。開発者や委託先の環境へそのまま複製すると、守る場所が増えて漏えいの入口になる。そこで形と量は保ったまま中身だけ偽物に置き換え、漏れても被害が出ないデータにしてから渡す、という手法が定着した。試験では暗号化との違いが問われる。
具体例
レシートやアプリの画面でクレジットカード番号が「** ** 1234」と下4桁以外伏せられているのは、カード業界の基準 PCI DSS が求める表示時のマスキング。学籍簿を演習用に配るなら、氏名を架空の名前に置き換え、学籍番号の一部を乱数にしてから渡す。
試験での引っ掛け
暗号化とは「元へ戻せるかどうか」が逆。暗号化は鍵があれば復号できる可逆な処理、マスキングは元の値を捨てる不可逆な処理が基本で、鍵管理の問題が起きない代わりに本番の値を復元することもできない。表示時だけ伏せる動的マスキングは実データ自体が残っている点に注意。法律上の区分である匿名加工情報とも別の話。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. 情報セキュリティ対策 > (1) 情報セキュリティ対策の種類に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。