ソフトウェアプロダクトラインとは?そふとうぇあぷろだくとらいん
ソフトウェアプロダクトラインとは、同じ系列の製品を数多く作るとき、全製品に共通する部分(コア資産)と製品ごとに変わる部分(可変部分)をあらかじめ分けて設計し、共通部分を計画的に使い回して派生製品を効率よく生み出す開発の考え方。1本ずつ別々に作るのではなく、製品の「群」を作る前提で共通基盤を先に整えるのが特徴で、組込み機器の分野で採用例が多い。基本情報では開発モデルの一つとして名前と特徴の対応で問われる。
最終更新:2026-10-09
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上位機・普及機、国内向け・海外向けと同じ機能を少しずつ変えた製品を出すたびに、前の製品のコードをコピーして直す作業を繰り返すと、同じ修正を何本ものコードに入れる手間と、直し漏れによる不具合が増えていく。共通部分を1か所に集めて品質を保ち、違いだけを差し替える仕組みにすれば、機種数が増えるほど1機種当たりの開発量が減る。複合機や自動車の電子制御ソフトで広まった考え方で、開発モデル群の中で「再利用を前提とした設計」の代表として出題される。
具体例
複合機を例にすると、印刷の制御や通信処理のような全機種に共通する中核部分をコア資産として1か所で保ち、操作パネルの画面や、FAX機能の有無などの搭載機能を構成の選択で切り替えて、上位機から普及機までを作り分ける形になる。自動車の車載ソフトでも、車種をまたいで共通の基盤を使い回し、車種ごとの違いだけを差し替える作り方が取られる。新機種の開発は、差分の実装と組合せの検証が中心になる。
試験での引っ掛け
出来上がったコードを場当たり的にコピーして流用するのとは違い、「どこが変わりうるか」という可変点を先に設計しておく点が要である。共通資産を整える初期投資が余分に要るため、派生製品が少ない場合はかえって割高になる。また段階的に機能を足していく段階的モデルや進展的モデルとは別の話で、あれは1製品を作る順序の話、こちらは複数製品の作り分けの話である。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。