アクセス権限・特権IDの管理に関する監査とは?
アクセス権限・特権IDの管理に関する監査とは、利用者IDの付与・変更・削除が申請と承認に基づいて行われ、権限が業務上必要な最小限になっているかを確かめる監査。とくに管理者権限(特権ID)は貸与記録・作業内容・事後確認までが揃っているかが着眼点になる。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2018年度)。
あくせすけんげんとっけんあいでぃーのかんりにかんするかんさ
アクセス権限・特権IDの管理に関する監査の意味
利用者IDの付与・変更・削除が申請と承認に基づいて行われ、権限が業務上必要な最小限になっているかを確かめる監査。とくに管理者権限(特権ID)は貸与記録・作業内容・事後確認までが揃っているかが着眼点になる。
アクセス権限・特権IDの管理に関する監査の具体例
人事の異動データと現在のID一覧を突合し、退職者IDが3件残っている、異動前の権限が付いたままの利用者が12名いる、といった差分を検出する。特権IDは申請書と操作ログを突き合わせ、申請外の作業がないかを確認する。
アクセス権限・特権IDの管理に関する監査は試験でどう引っ掛けられる?
「権限の棚卸しを年1回実施している」ことだけでは有効と結論づけられない。棚卸しの結果に基づく削除が実施され、その記録が残っているところまで確かめないと、統制の運用状況を評価したことにならない。
アクセス権限・特権IDの管理に関する監査と関連する用語
アクセス権限・特権IDの管理に関する監査が出た過去問
システムに関わるドキュメントが漏えい,改ざん,不正使用されるリスクに対するコントロールを監査する際のチェックポイントはどれか。
正解:ドキュメントの機密性を確保するための対策を講じていること
要点:漏えい・改ざんのリスクには機密性確保策の有無を確認する
設問が挙げているリスクは、漏えい・改ざん・不正使用というドキュメントの機密性と完全性に関わるものです。したがって監査のチェックポイントは、保管場所の施錠やアクセス権限の設定など、機密性を確保する対策が講じられているかどうかになります。更新の遅れや標準化の有無は、正確性や品質に関するチェック項目であり、リスクの内容と対応しません。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問59(IPA)DBMSが提供する機能のうち、データ機密保護を実現する手段はどれか。
正解:データに対するユーザのアクセス権限を管理する。
要点:データ機密保護はアクセス権限の管理で実現する
データ機密保護は、権限のない者がデータを参照・更新できないようにすることで実現される。DBMSでは利用者ごとに表や列に対する参照・更新などのアクセス権限を設定して管理する機能がこれに当たる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問27(IPA)利用者情報を格納しているデータベースから利用者情報を検索して表示する機能だけをもつアプリケーションがある。このアプリケーションがデータベースにアクセスするときに…
正解:参照権限
要点:アクセス権限は業務に必要な最小限に絞る
必要最小限の権限だけを与える最小権限の原則に従うべきである。このアプリケーションは検索と表示しか行わないので、レコードを読み取れる参照権限だけで足り、更新や管理者の権限を与えると悪用時の被害が大きくなる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問43(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。