MTBF・MTTR・稼働率とは?
MTBF・MTTR・稼働率とは、MTBFは故障と故障の間に正常動作する平均時間、MTTRは故障してから修復までの平均時間。稼働率(アベイラビリティ)は MTBF÷(MTBF+MTTR) で求める。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では3回出題されています(2020年度〜2024年度)。
えむてぃーびーえふ・えむてぃーてぃーあーる・かどうりつ
MTBF・MTTR・稼働率の意味
MTBFは故障と故障の間に正常動作する平均時間、MTTRは故障してから修復までの平均時間。稼働率(アベイラビリティ)は MTBF÷(MTBF+MTTR) で求める。
MTBF・MTTR・稼働率の具体例
MTBF=99時間、MTTR=1時間なら稼働率は0.99。
MTBF・MTTR・稼働率は試験でどう引っ掛けられる?
MTBFとMTTRが同じ倍率で変化しても、比が変わらないため稼働率は変わらない。この性質を問う出題が繰り返し出ている。
MTBF・MTTR・稼働率と関連する用語
MTBF・MTTR・稼働率が出た過去問
システム基盤に対する非機能要求のうち、可用性は、継続性、耐障害性、災害対策、回復性に分類できる。この分類において、継続性の要求項目に該当するものはどれか。
正解:システムの運用時間を基にしたシステムの稼働時間と、障害発生時の目標復旧時間から計算した稼働率に対する要求
要点:可用性の継続性は運用時間と稼働率に関する要求
非機能要求グレードにおける可用性の「継続性」は、業務を止めずに続けられる度合いに関する要求で、運用スケジュール(運用時間)、稼働率、目標復旧時間、目標復旧地点などの項目からなる。冗長構成やバックアップの取り方は耐障害性、遠隔地保管などは災害対策、復旧作業の手順や代替運用は回復性に分類される。どの分類の話かを項目名から見分けるのがポイントである。
出典:令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問6(IPA)MTBFがx時間、MTTRがy時間のシステムがある。使用条件が変わったので、MTBF、MTTRがともに従来の1.5倍になった。新しい使用条件での稼働率はどうなる…
正解:従来の稼働率と同じ値である。
要点:MTBFとMTTRが同率で変わると稼働率は変わらない
稼働率はMTBF÷(MTBF+MTTR)で求まる。MTBFとMTTRがともに1.5倍になると、分子は1.5x、分母は1.5(x+y)となり、係数1.5が約分されて元の式x÷(x+y)に戻る。したがって稼働率は変化しない。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問5(IPA)あるシステムにおいて、MTBFとMTTRがともに1.5倍になったとき、アベイラビリティ(稼働率)は何倍になるか。
正解:変わらない
要点:MTBFとMTTRが同率で伸びても稼働率は不変
稼働率はMTBF÷(MTBF+MTTR)で表される。MTBFとMTTRがともに1.5倍になると分子・分母の双方に1.5が掛かって約分され、式は元と同じ値に戻る。故障間隔と修理時間の比が変わらない限り、稼働率は変化しない。
出典:令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。