直交表によるテストとは?ちょっこうひょうによるてすと
直交表によるテストとは、複数の因子(パラメータ)と水準(取りうる値)の全組合せを試す代わりに、任意の2因子の水準の組合せがすべて1回は現れるよう選んだ少数のケースだけを実行する手法。件数を大きく削りながら、2因子の噛み合わせに起因する不具合は取りこぼさない。
最終更新:2026-10-06
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設定項目が増えると組合せは指数的に膨らみ、10項目が各2値あるだけで1,024通りになる。全網羅は時間でも費用でも成り立たないが、勘で間引けば何を捨てたのかを説明できない。不具合の多くは二つの要因の噛み合わせで起きるという経験則を根拠に、実験計画法の直交表を持ち込んで保証する範囲を明示したのがこの手法で、削った理由を答案でも筋道立てて書ける形になっている。
具体例
3因子2水準なら全組合せは8通りだが、直交表L4を使えば4件で2因子の組合せをすべて網羅できる。同じ考え方はペアワイズ法として一般化されており、PICTやPictMasterのような生成ツールでケース表を自動的に作れる。
試験での引っ掛け
保証されるのは2因子間の組合せまでで、三つ以上の因子が同時に絡んで初めて現れる不具合は取りこぼしうる。すべての水準組合せを実行できるという意味でもない。因子と水準の切り出しを誤れば削減の前提そのものが崩れるため、件数がどれだけ減ったかを根拠に妥当だと判断してはいけない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
学生レコードを処理するプログラムをテストするために、実験計画法を用いてテストケースを決定する。学生レコード中のデータ項目(学生番号、科目コード、得点)はそれぞれ…
正解:4
要点:2水準3因子の直交表L4なら4件で全2項目組合せを網羅
「任意の2項目を取り出したとき、その状態の全組合せが同じ回数ずつ現れる」という条件は、2水準3因子の直交表(L4)に相当する。2項目の組合せは4通りあるので各1回ずつ出現させるには最低4件が必要で、直交表L4の4行に対応するテストケースを選べば条件を満たせる。したがって最少で4件となる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 3. 実装・構築 > (8) ソフトウェアユニットのテストに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。