ログ管理とは?ろぐかんり
ログ管理とは、操作・アクセス・変更の記録を取得し、改ざんから守り、一定期間保存して定期的に見直す一連の管理。取るだけで見直さなければ発見的統制として働かない点は機器でもサーバでも同じだが、組込みでは書くほど不揮発メモリの寿命と電力を食うため、何を残さないかを先に決める設計判断そのものになる。
最終更新:2026-10-06
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不具合がフィールドでしか再現しない製品では、ログが唯一の証拠になる。ところが機器側の記憶容量は限られ、フラッシュの書換え回数にも上限がある。全部残すことも全部捨てることもできないので、常時は重大度の高い事象だけを残し、異常を検知した前後だけ詳細を残す、といった設計が要る。時刻の付け方も問題で、RTCを持たない機器では起動からの相対時刻しか無く、そのままでは複数機器のログを並べて突き合わせられない。
具体例
重大度で段を分け、常時はERROR以上を不揮発領域のリングバッファへ、DEBUGはRAM上のリングバッファに置いて異常検知時にだけ吸い出す構成にする。時刻はゲートウェイ側でNTP同期した絶対時刻を起動時に配り、機器は起動からの経過時間との対で記録しておけば、回収後に絶対時刻へ直せる。
試験での引っ掛け
取得していることと統制として働いていることは別で、改ざん防止と定期レビューの運用まで揃って初めて発見的統制になる。組込み固有の落とし穴として、ログ出力そのものが処理時間を食って本来のタイミングを壊すことがある(割込みハンドラの中から同期的に書くのが典型)。答案では、残す事象・保存先・回収経路・保持期間まで決めたと書き切ること。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。