弱実体とは?じゃくじったい
弱実体とは、単独では一意に識別できず、親となる実体の識別子を借りて初めて識別できる実体。親が消えれば存在の前提そのものが消えるため、親の削除時には子も同時に扱う必要がある。E-R図では二重の四角、UMLではコンポジション(塗りつぶしのひし形)で表す。
最終更新:2026-10-06
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業務データには、明細行・履歴・打刻のように、それ自身の番号を持たず親に付随してしか意味を持たないものが多くある。すべてに代理キーを振ればモデル上はどれも独立した実体に見えるが、「親が無ければ存在しない」という業務の事実がモデルから消えてしまう。弱実体はその依存関係を記法として残し、削除の連鎖や識別の方法を設計時に決めさせるための概念である。
具体例
Amazonの注文画面で1つの注文に複数の商品がぶら下がる構造がこれで、明細は注文番号と行番号の組で初めて識別される。注文が取り消されたあとに明細だけ残っても、何に対する明細か分からない。
試験での引っ掛け
判定の目安は主キーに親の識別子を含むかどうか。親のキーを外部キーとして持っているだけで自前の一意なキーがあるものは弱実体ではない。前者を識別関係、後者を非識別関係と呼び分ける。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5(IPA)
E-Rモデルにおいて、実体Aのインスタンスaが他の実体Bのインスタンスbと関連しており、インスタンスaが存在しなくなれば、インスタンスbも存在しなくなる場合、こ…
正解:弱実体
要点:他の実体の存在に依存して識別される実体が弱実体
他の実体の存在に依存し、単独では存在できない実体を弱実体と呼ぶ。弱実体は自分だけでは主キーを構成できず、依存先の実体の識別子を含めて識別する点が特徴である。依存先となる側は強実体(正実体)と呼ばれる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。