再帰関連とは?
再帰関連とは、同じ実体どうしを結ぶ関連。組織の上下関係や部品の親子関係のように、同じ型のインスタンス間に階層や順序があるときに用いる。
データベーススペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2019年度〜2024年度)。
さいきかんれん
再帰関連の意味
同じ実体どうしを結ぶ関連。組織の上下関係や部品の親子関係のように、同じ型のインスタンス間に階層や順序があるときに用いる。
再帰関連の具体例
「部品」表に「上位部品コード」という自表を参照する外部キーを置き、部品構成を表す。親子の対を別表(対応表)に切り出す方式もある。
再帰関連は試験でどう引っ掛けられる?
親子の対で階層を表すと、参照制約だけでは循環(AがBの親、BがAの親)を防げない。循環禁止の制約は別途アプリケーションやチェック処理で課す必要がある。
再帰関連と関連する用語
再帰関連が出た過去問
部、課、係の階層関係から成る組織のデータモデルとして、モデルA〜Cの三つの案が提出された。これらに対する解釈として、適切なものはどれか。組織階層における組織の位…
正解:モデルCでは、組織の親子関係が循環しないように制約を課す必要がある。
要点:対応表方式の階層モデルには循環禁止制約を別途課す
モデルCは組織と組織構造(親子の対応表)で階層を表す方式で、図に循環を禁じる制約が示されていない。この構造では親をたどると元に戻るような登録も可能になってしまうため、循環しないことを別途制約として課す必要がある。
出典:令和1年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問3(IPA)階層構造をもつ組織と、従業員の組織への所属を表すUMLのクラス図のうち、"従業員は組織階層中のどの組織にも所属できるが、兼務はしない"とするものはどれか。
正解:選択肢エ:組織(下位*、上位0..1の自己再帰)が従業員と「所属する」関連(1対*)を持つ。上位組織・末端組織の汎化は無し。
要点:兼務なしは従業員側から組織への多重度1で表す
「どの組織にも所属できる」とは、末端の組織に限らず階層のどのノードにも従業員が結び付けられるということなので、従業員は上位・末端を区別しない組織クラスそのものと関連を持つ必要がある。また「兼務はしない」は、従業員1人から見た所属組織が1つであることを意味し、従業員側から組織への多重度が1になる。階層は組織クラス自身の再帰関連(上位0..1、下位は複数)で表す。この3点を満たす図が正解である。
出典:令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 am2 問6(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。