監査モジュール法(組込監査モジュール)とは?
監査モジュール法(組込監査モジュール)とは、本番プログラムの中に、あらかじめ監査用の抽出・記録ロジックを組み込んでおき、条件に合致する取引を継続的にログとして収集する技法。異常取引の常時監視に向く。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2017年度)。
かんさもじゅーるほう
監査モジュール法(組込監査モジュール)の意味
本番プログラムの中に、あらかじめ監査用の抽出・記録ロジックを組み込んでおき、条件に合致する取引を継続的にログとして収集する技法。異常取引の常時監視に向く。
監査モジュール法(組込監査モジュール)の具体例
1件100万円を超える振替取引をすべて監査用ファイルへ自動的に記録し、監査人が定期的に内容を確かめる。
監査モジュール法(組込監査モジュール)は試験でどう引っ掛けられる?
開発段階でモジュールの組込みを設計しておく必要があり、稼働後に後から入れるのは負担が大きい。
監査モジュール法(組込監査モジュール)と関連する用語
監査モジュール法(組込監査モジュール)が出た過去問
表はコンピュータを利用して行うシステム監査技法についてまとめたものである。(1)〜(4)の組合せとして,適切なものはどれか。
正解:(1)稼働中オンラインシステムのテスト (2)プログラムロジックの分析 (3)プログラム変更の検証 (4)データの抽出
要点:監査技法は目的別にテスト・ロジック分析・変更検証・データ抽出に整理できる
各技法の目的を押さえれば表は埋まる。ITF法は本番環境に監査用の架空口座を設けて稼働中のオンラインシステムを検証する技法なので(1)が稼働中システムのテストになる。並行シミュレーション法・スナップショット法・トレーシング法はいずれも処理の途中経過や論理を追跡するもので(2)がプログラムロジックの分析、コード比較法はソースや実行モジュールを突き合わせるので(3)がプログラム変更の検証、汎用監査ソフトウェア法と組込み監査モジュール法は(4)のデータ抽出に当たる。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問5(IPA)システム監査技法であるITF(Integrated Test Facility)法の説明はどれか。
正解:監査対象ファイルにシステム監査人用の口座を設け,実稼働中にテストデータを入力し,その結果をあらかじめ用意した正しい結果と照合して,監査対象プログラムの処理の正確性を検証する方法である。
要点:ITF法は本番に監査人用口座を設け稼働中に処理を検証する技法
ITF法は、本番の監査対象ファイルの中に監査人専用の架空口座を設け、実稼働中の処理にテストデータを流し込んで結果を検証する技法である。本番と同一の環境・同一のプログラムで検証できる点が長所だが、テストデータが本番データに混入しないよう分離する管理が不可欠になる。監査モジュールの組込みは組込み監査モジュール法、別プログラムとの結果比較は並行シミュレーション法である。
出典:平成29年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問4(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。