完全化保守とは?
完全化保守とは、不具合の除去ではなく、性能・保守性・使いやすさを高めるために行う保守。業務は現状のまま動いているため優先度が下がりやすく、実施の是非を誰がどの基準で決めるのか、投資判断の根拠と実施後の効果測定をどう行うかが監査で問われる。
システム監査技術者試験の過去問では1回出題されています。
かんぜんかほしゅ
完全化保守の意味
不具合の除去ではなく、性能・保守性・使いやすさを高めるために行う保守。業務は現状のまま動いているため優先度が下がりやすく、実施の是非を誰がどの基準で決めるのか、投資判断の根拠と実施後の効果測定をどう行うかが監査で問われる。
完全化保守の具体例
夜間バッチが4時間かかり業務開始に間に合わない恐れがあるため、索引を追加して処理を2時間へ短縮する。監査では、着手前に目標値が定められ、実施後に実測して効果を確認する手続が社内標準に定義されているかを確かめる。
完全化保守は試験でどう引っ掛けられる?
利用者から新機能に見えても、要求されている機能そのものが増えていなければ完全化保守。業務要件の変化に合わせて機能を追加した場合は適応保守や新規開発として扱われ、承認の経路も変わる。
完全化保守と関連する用語
完全化保守が出た過去問
JIS X 0161:2008によるソフトウェア保守のタイプのうち,適応保守はどれか。
正解:引渡し後,変化した又は変化している環境において,ソフトウェア製品を使用できるように保ち続けるために実施するソフトウェア製品の修正
要点:適応保守は環境変化に追随して製品を使い続けるための修正
JIS X 0161はソフトウェア保守を訂正保守、予防保守、適応保守、完全化保守に分類する。適応保守は、OSやハードウェア、法制度といった環境の変化に追随し、引渡し後もソフトウェア製品を使い続けられるようにするための修正である。不具合の是正を目的とする訂正保守や予防保守とは動機が異なる。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問23(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。