公開鍵基盤(PKI)とOCSPとは?
公開鍵基盤(PKI)とOCSPとは、認証局(CA)が公開鍵の持ち主を証明するデジタル証明書を発行・管理する仕組みがPKI。OCSPは、証明書が失効していないかをその場でオンライン問合せして確認するプロトコルで、CRL(失効リスト)の取得より即時性が高い。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2020年度〜2023年度)。
ぴーけーあい・おーしーえすぴー
公開鍵基盤(PKI)とOCSPの意味
認証局(CA)が公開鍵の持ち主を証明するデジタル証明書を発行・管理する仕組みがPKI。OCSPは、証明書が失効していないかをその場でオンライン問合せして確認するプロトコルで、CRL(失効リスト)の取得より即時性が高い。
公開鍵基盤(PKI)とOCSPの具体例
TLS接続時にサーバ証明書の失効状態をOCSPレスポンダへ問い合わせ、失効済みなら接続を中止する。
公開鍵基盤(PKI)とOCSPは試験でどう引っ掛けられる?
CRLとOCSPを取り違えやすい。CRLは失効リストをまとめて取得して照合する(更新間隔の分だけ遅れる)、OCSPはその都度問い合わせる(即時性が高いが問合せ先への負荷と遅延が生じる)。またCAが証明するのは公開鍵と持ち主の結び付きであって、CAが利用者の秘密鍵を保管するわけではない。
公開鍵基盤(PKI)とOCSPと関連する用語
公開鍵基盤(PKI)とOCSPが出た過去問
公開鍵基盤におけるCPS(Certification Practice Statement)に該当するものはどれか。
正解:認証局の認証業務の運用などに関する詳細を規定した文書
要点:CPSは認証局が自らの認証業務の運用手順を詳細に定めた公開文書
CPS(認証業務運用規程)は、認証局が自らの認証業務をどのような体制と手順で運用するかを詳細に記述した公開文書である。加入者の本人確認方法、証明書の発行・失効の手続、鍵の管理、設備のセキュリティなどが記載され、利用者はこれを読んでその認証局を信頼できるか判断する。上位方針である証明書ポリシ(CP)を、具体的な運用手順に落とし込んだものと位置づけられる。
出典:令和2年度 10月 システム監査技術者試験 am2 問19(IPA)公開鍵基盤におけるCPS(Certification Practice Statement)に該当するものはどれか。
正解:認証局の認証業務の運用などに関する詳細を規定した文書
要点:CPSは認証局が認証業務の運用手順を定めた文書
CPS(認証実施規程)は、認証局が証明書の発行・更新・失効といった認証業務をどのような手順と管理体制で運用するかを詳細に定めた文書である。上位のポリシーであるCP(証明書ポリシー)が「何を満たすか」を示すのに対し、CPSは「どのように実施するか」を具体的に記述し、認証局の信頼性を外部が判断する根拠となる。
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問17(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。