リストア(復元)とは?リストア
リストア(復元)とは、取得済みのバックアップを用いて、失われた、または破損したデータを障害発生前の状態へ戻す作業。バックアップを保有している事実だけでは復旧できることの裏づけにならないため、監査では手順書の整備状況に加えて、実際に復元を試した訓練の記録と所要時間を証拠として求める。
最終更新:2026-10-06
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媒体の劣化、世代管理の誤り、暗号鍵の紛失、手順の属人化といった理由で、取得してあるのに戻せない事態が起こる。しかもそれは実際に障害が起きた時点まで表面化しない。だからバックアップとリストアは対で運用すべき仕組みとされ、目標復旧時間に間に合うかを平常時に確かめておくことが求められる。
具体例
JIS Q 22301に基づく事業継続マネジメントでは、年1回の復旧訓練を計画に組み込み、実施日・対象システム・所要時間・目標復旧時間との差異を報告書に残す。監査人はこの報告書と当日の作業ログを突合し、訓練が計画どおりの範囲で実施されたかを確かめる。
試験での引っ掛け
バックアップの取得とリストアは別の作業で、取得ジョブの成功ログは復元できることの証拠にはならない。手順を確認していなければ実際の障害時に戻せない事態が起こり得る点が問われやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
媒体障害の回復において,最新のデータベースのバックアップをリストアした後に,トランザクションログを用いて行う操作はどれか。
正解:バックアップ取得後にコミットした全てのトランザクションをロールフォワードする。
要点:媒体障害の復旧はリストア後にコミット済み更新をロールフォワード
媒体障害では記憶媒体そのものが失われるため、バックアップを復元した上で、その後の更新を再現する必要がある。ログを用いてバックアップ取得後にコミット済みのトランザクションの更新後情報を順に反映するのがロールフォワードである。未コミットで中断したトランザクションは元々反映されていないので、ロールバックする対象にはならない。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 4. トランザクション処理 > (2) 障害回復に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。