SRAMとDRAMの使い分けとは?
SRAMとDRAMの使い分けとは、SRAMはフリップフロップで1ビットを保持し高速だが、1ビットに6個程度のトランジスタを使うため大容量化と低価格化に向かない。DRAMはコンデンサの電荷で保持するので集積度が高く安価だが、リフレッシュが必要で遅い。この特性差がキャッシュと主記憶の役割分担を決める。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2020年度)。
えすらむとでぃーらむのつかいわけ
SRAMとDRAMの使い分けの意味
SRAMはフリップフロップで1ビットを保持し高速だが、1ビットに6個程度のトランジスタを使うため大容量化と低価格化に向かない。DRAMはコンデンサの電荷で保持するので集積度が高く安価だが、リフレッシュが必要で遅い。この特性差がキャッシュと主記憶の役割分担を決める。
SRAMとDRAMの使い分けの具体例
サーバCPUのL1〜L3キャッシュ数十MBはSRAM、主記憶64GBはDRAMで構成する。1ビット当たりの単価はSRAMが1桁以上高く、全メモリをSRAMにすると同じ予算で搭載できる容量が数百分の1になる。速度が要る狭い領域だけSRAMに振る、という設計判断になる。
SRAMとDRAMの使い分けは試験でどう引っ掛けられる?
「SRAMは不揮発だから電源を切っても消えない」は誤り。SRAMもDRAMも揮発性で、不揮発なのはROMやフラッシュメモリ。SRAMはリフレッシュが不要なだけで、待機中もリーク電流を消費する。
SRAMとDRAMの使い分けと関連する用語
SRAMとDRAMの使い分けが出た過去問
SRAMと比較した場合のDRAMの特徴はどれか。
正解:メモリセル構成が単純なので、ビット当たりの単価が安くなる。
要点:DRAMは構造が単純で安価だがリフレッシュが必要
DRAMはコンデンサに電荷を蓄えてデータを保持する方式で、1ビットをトランジスタ1個とコンデンサ1個程度で構成できる。メモリセルの構造が単純で集積度を高めやすいため、SRAMに比べてビット当たりの単価が安く、大容量の主記憶に用いられる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問20(IPA)SRAMと比較した場合のDRAMの特徴はどれか。
正解:メモリセル構成が単純なので、ビット当たりの単価が安くなる。
要点:DRAMはセルが単純で安価だがリフレッシュが必要
DRAMは1ビットを1個のトランジスタとコンデンサで構成するため、メモリセルが単純で高集積化しやすく、ビット単価が安い。その代わり電荷が抜けるので定期的なリフレッシュが必要で、主記憶に使われる。フリップフロップを使うSRAMは高速だが高価で、キャッシュに使われる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。