逆ポーランド記法(後置記法)と式の評価とは?
逆ポーランド記法(後置記法)と式の評価とは、演算子を被演算子の後ろに置く記法で、括弧なしで演算順序を一意に表せる。スタックを使い、値が来たら積み、演算子が来たら2つ取り出して結果を積むだけで評価できるため、コンパイラの式評価や仮想機械の命令列で使われる。応用情報では中置記法との相互変換と評価結果の計算が定番。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2020年度〜2024年度)。
ぎゃくぽーらんどきほうとしきのひょうか
逆ポーランド記法(後置記法)と式の評価の意味
演算子を被演算子の後ろに置く記法で、括弧なしで演算順序を一意に表せる。スタックを使い、値が来たら積み、演算子が来たら2つ取り出して結果を積むだけで評価できるため、コンパイラの式評価や仮想機械の命令列で使われる。応用情報では中置記法との相互変換と評価結果の計算が定番。
逆ポーランド記法(後置記法)と式の評価の具体例
中置の「(3+4)×5−6」は後置で「3 4 + 5 × 6 −」となる。評価はスタックに3,4を積み「+」で7、5を積み「×」で35、6を積み「−」で29。二分木で表すと後行順(左・右・根)の巡回結果が後置記法、行きがけ順が前置記法に一致する。
逆ポーランド記法(後置記法)と式の評価は試験でどう引っ掛けられる?
減算・除算では取り出す順序が逆になる点。「6 2 −」は 6−2 であって 2−6 ではないため、スタックから先に出た値を右辺、後に出た値を左辺として扱う必要がある。
逆ポーランド記法(後置記法)と式の評価と関連する用語
逆ポーランド記法(後置記法)と式の評価が出た過去問
式A+B×Cの逆ポーランド表記法による表現として、適切なものはどれか。
正解:ABC×+
要点:後置記法は演算子を被演算数の後ろに置いて書く
逆ポーランド表記法(後置記法)は、演算子を2つの被演算数の後ろに置く書き方である。A+B×Cは乗算が先なのでB C ×が先に確定し、その結果とAを加算するのでA(BC×)+という並びになる。まとめるとABC×+である。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問3(IPA)逆ポーランド表記法(後置記法)で表現されている式ABCD-×+において、A=16、B=8、C=4、D=2のときの演算結果はどれか。逆ポーランド表記法による式AB…
正解:32
要点:後置記法は演算子の直前2項に適用して順に評価する
後置記法は、オペランドが並んだ直後の演算子をその直前2項に適用して評価する。ABCD-×+では、まずC-D=4-2=2、次にB×2=8×2=16、最後にA+16=16+16=32となる。よって演算結果は32である。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問3(IPA)式A+B×Cの逆ポーランド表記法による表現として、適切なものはどれか。
正解:ABC×+
要点:後置記法は演算子を被演算子の後ろに置き、優先順位を並び順で表す
逆ポーランド表記法(後置記法)では、演算子を2つの被演算子の後ろに置く。A+B×Cは乗算が優先なのでまずB×Cを「BC×」と書き、その結果とAを加算するので「A」「BC×」「+」と並べて「ABC×+」となる。演算子の位置と優先順位の反映が判断の要点である。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問3(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。