見積り手法(COCOMO・ファンクションポイント法)とは?みつもりしゅほう・ここも・ふぁんくしょんぽいんとほう
COCOMOは開発規模をコード行数で表し、係数を掛けて工数と期間を算出するパラメトリック見積り手法。ファンクションポイント法は外部入力・外部出力・内部論理ファイルなど利用者から見た機能の数と複雑さを点数化して規模を測る手法で、実装言語に依存せず要件定義の段階から適用できる。
最終更新:2026-10-06
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工数見積りが担当者の経験と勘に委ねられていた時期は、見積り根拠を発注者へ説明できず、金額の妥当性が交渉力の差で決まっていた。一方でコード行数を基準にすると、言語や実装方式が変われば同じ機能でも規模が変わってしまう。利用者から見える機能を数える尺度が考案されたのは、この実装への依存を切り離して規模を測るためである。
具体例
バリー・ベームが提唱したCOCOMOは、開発形態と要員の熟練度などの補正係数によって工数を調整する。ファンクションポイント法はIBMのアラン・アルブレクトが考案し、現在はIFPUGが計測ルールを維持している。要件定義の段階で外部入出力と論理ファイルを数え、複雑度の係数を掛けて点数を出し、生産性の実績値から工数へ換算する。
試験での引っ掛け
COCOMOはコード規模が入力なので、設計がある程度進まないと精度が出ないのに対し、ファンクションポイント法は要件定義の早期から見積れるという違いが問われる。また類推見積り・パラメトリック見積り・三点見積り・ボトムアップ見積りの分類も併せて出題され、COCOMOはパラメトリックに分類される。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問54(IPA)
システム開発における工数の見積りに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:COCOMOの使用には,自社における生産性に関する,蓄積されたデータが必要である。
要点:COCOMOは自社の生産性実績データがあって初めて使える
COCOMOは、規模から工数を推定する際に生産性や補正係数を用いるモデルである。この係数は組織ごとの実績に依存するため、自社の過去データを蓄積していないと精度のある見積りはできない。
出典・参考
公式シラバスの5 プロジェクトマネジメント > 7. プロジェクトのコスト > (3) ツールと技法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。