検査特性曲線(OC曲線)とは?
検査特性曲線(OC曲線)とは、抜取検査において、ロットの不良率(横軸)に対して、そのロットが合格と判定される確率(縦軸)を示した曲線。抜取検査の設計(サンプルサイズや合格判定個数)を評価するために用いる。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2025年度)。
けんさとくせいきょくせん
検査特性曲線(OC曲線)の意味
抜取検査において、ロットの不良率(横軸)に対して、そのロットが合格と判定される確率(縦軸)を示した曲線。抜取検査の設計(サンプルサイズや合格判定個数)を評価するために用いる。
検査特性曲線(OC曲線)の具体例
不良率が低いロットほど高い確率で合格し、不良率が高いロットほど合格確率が下がるという関係をグラフで確認し、検査方式の厳しさを調整する。
検査特性曲線(OC曲線)は試験でどう引っ掛けられる?
縦軸を「不良率」と読み違えやすい。縦軸は合格となる確率、横軸がロットの不良率。サンプル数を増やすと曲線は急峻になり判別力が上がる、という向きも合わせて押さえる。
検査特性曲線(OC曲線)と関連する用語
検査特性曲線(OC曲線)が出た過去問
横軸にロットの不良率,縦軸にロットの合格率をとり,抜取検査でのロットの品質とその合格率との関係を表したものはどれか。
正解:OC曲線
要点:OC曲線は不良率と合格率の関係を示す抜取検査の特性曲線。
OC曲線(検査特性曲線)は、横軸にロットの不良率、縦軸にそのロットが合格する確率をとり、抜取検査の判定基準がロットの品質をどう選り分けるかを表したグラフである。不良率が上がるほど合格率は下がる右下がりの曲線となり、生産者危険と消費者危険の大きさを読み取れる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)図は、ある製品ロットの抜取り検査の結果を表すOC曲線(検査特性曲線)である。この図に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:p2%よりも大きい不良率のロットが合格する確率は、L2よりも小さい。
要点:OC曲線は右下がり、不良率が高いほど合格確率は下がる
OC曲線は横軸に不良率、縦軸に合格する確率を取った右下がりの単調減少曲線である。したがって不良率が大きいロットほど合格する確率は小さくなる。p2%より不良率が大きいロットの合格確率は、p2に対応するL2よりも必ず小さくなる。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)AIにおける機械学習で、2クラス分類モデルの評価方法として用いられるROC曲線の説明として、適切なものはどれか。
正解:真陽性率と偽陽性率の関係を示す曲線である。
要点:ROC曲線は横軸が偽陽性率、縦軸が真陽性率
ROC曲線は、2クラス分類の判別しきい値を変化させたときに、横軸に偽陽性率(実際は陰性なのに陽性と判定した割合)、縦軸に真陽性率(実際に陽性のものを正しく陽性と判定した割合)をとって描く曲線である。左上に近いほど性能がよく、その下側の面積AUCがモデルの評価指標として使われる。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問3(IPA)AIにおける機械学習において、2クラス分類モデルの評価方法の一つであるROC曲線で用いられる偽陽性率の説明として、最も適切なものはどれか。ここで、分類されるデー…
正解:実際に“間違い”であるデータに対し、誤って“正しい”と予測したデータの割合
要点:偽陽性率は実際の陰性のうち誤って陽性とした割合
偽陽性率(FPR)は、実際には陰性であるデータのうち、誤って陽性と予測された割合を指す。この設問では“正しい”を陽性とみなすので、実際は“間違い”のデータのうち“正しい”と予測してしまった割合が偽陽性率になる。ROC曲線はこの偽陽性率を横軸、真陽性率を縦軸にとって描く。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問3(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。