多版同時実行制御(MVCC)とは?
多版同時実行制御(MVCC)とは、更新時に古い版を残して新しい版を作り、各トランザクションには開始時点の一貫したスナップショットを見せる方式。読み手は書き手を待たず、書き手も読み手を待たないため、参照が多いシステムで同時実行性能が大きく向上する。
応用情報技術者試験の過去問では1回出題されています。
たはんどうじじっこうせいぎょえむぶいしーしー
多版同時実行制御(MVCC)の意味
更新時に古い版を残して新しい版を作り、各トランザクションには開始時点の一貫したスナップショットを見せる方式。読み手は書き手を待たず、書き手も読み手を待たないため、参照が多いシステムで同時実行性能が大きく向上する。
多版同時実行制御(MVCC)の具体例
数分かかる月次集計の裏で受注登録が走っても、集計側は開始時点の版を読み続けるため一貫した結果が得られ、登録側もブロックされない。代償として古い版の領域が膨らむので、不要版を回収する処理の運用設計が要る。
多版同時実行制御(MVCC)は試験でどう引っ掛けられる?
読取りが待たないだけで、書込み同士の衝突は依然として起き、更新消失も自動では防がれない。またスナップショットは「最新」ではないため、最新値が必要な処理では明示的な行ロックが必要になる。
多版同時実行制御(MVCC)と関連する用語
多版同時実行制御(MVCC)が出た過去問
RDBMSにおいて、同じデータ項目の異なる版を用意することによって、トランザクションの同時実行性を高める仕組みはどれか。
正解:MVCC
要点:MVCCはデータの複数版を保持し読取りと書込みの競合を避ける
MVCC(Multi-Version Concurrency Control、多版同時実行制御)は、更新時にデータを上書きせず新しい版を作り、読取り側にはトランザクション開始時点で有効な版を見せる方式である。これにより読取りが書込みをブロックせず、書込みも読取りをブロックしないため同時実行性が高まる。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問29(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。