ネットワークの診断コマンド(ping・tracert)とは?
ネットワークの診断コマンド(ping・tracert)とは、ネットワークの疎通状況や経路を調べるための代表的なコマンド。pingは指定した宛先に対して応答があるかどうかと、応答までの時間を確認する。tracert(traceroute)は、宛先までの通信経路上にある中継機器(ルータ)を順に表示し、どこで通信が滞っているかを切り分けるのに使う。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2024年度)。
ねっとわーくのしんだんこまんど
ネットワークの診断コマンド(ping・tracert)の意味
ネットワークの疎通状況や経路を調べるための代表的なコマンド。pingは指定した宛先に対して応答があるかどうかと、応答までの時間を確認する。tracert(traceroute)は、宛先までの通信経路上にある中継機器(ルータ)を順に表示し、どこで通信が滞っているかを切り分けるのに使う。
ネットワークの診断コマンド(ping・tracert)の具体例
Webサイトにアクセスできないとき、まずpingで対象サーバまで通信が届いているかを確認し、届いていなければtracertで経路のどの区間に問題があるかを調べる、という手順で障害箇所を切り分ける。
ネットワークの診断コマンド(ping・tracert)は試験でどう引っ掛けられる?
どちらもICMPを使うため、遮断している機器があれば応答が無くても通信自体は可能で、「無応答=障害」と即断できない。tracertはTTLを1ずつ増やして経路上のルータを順に炙り出す仕組み。名前解決の確認はnslookupが担当する。
ネットワークの診断コマンド(ping・tracert)が出た過去問
ネットワーク機器の接続状態を調べるためのコマンドpingが用いるプロトコルはどれか。
正解:ICMP
要点:pingはICMPのエコー要求と応答で到達性を調べる
pingは相手にエコー要求を送り、返ってくるエコー応答で到達性と往復時間を調べるコマンドである。このエコー要求/応答はICMPというIPの制御・通知用プロトコルで規定されている。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問32(IPA)TCP/IP環境において、pingによってホストの接続確認をするときに使用されるプロトコルはどれか。
正解:ICMP
要点:pingはICMPのエコー要求と応答で到達性を確認する
pingはICMPのエコー要求を相手ホストへ送り、返ってくるエコー応答によって到達性と往復時間を確認するコマンドである。ICMPはIPと同じ層で動作し、エラー通知や制御メッセージを運ぶプロトコルである。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33(IPA)IPv4ネットワークにおけるICMPの機能として、適切なものはどれか。
正解:送信元ホストへ、IPパケットの送信エラー報告などの制御メッセージを通知する。
要点:ICMPはIP通信のエラーや診断情報を通知する制御プロトコル
ICMPは、IPパケットが宛先へ届かない、TTLが尽きたといったエラーや状態を送信元へ知らせるための制御用プロトコルである。pingやtracerouteもICMPのエコー要求・応答や超過通知を利用している。データそのものの転送ではなく、通信の異常や診断情報を伝える役割を担う。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問34(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。