ダイオード(整流作用)とは?
ダイオード(整流作用)とは、p形半導体とn形半導体を接合した2端子の電子部品で、順方向にだけ電流を流し逆方向には流さない整流作用をもつ。交流を直流に変える整流回路、逆流防止、電圧の基準づくり(定電圧ダイオード=ツェナーダイオード)などに使われる。順方向でも電圧が一定値(シリコンでおよそ0.6〜0.7V)を超えないと流れ始めない点が特徴で、電流を光に変える発光ダイオード(LED)、光を電流に変えるフォトダイオードも同じ接合構造を応用したものである。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2023年度)。
だいおーど
ダイオード(整流作用)の意味
p形半導体とn形半導体を接合した2端子の電子部品で、順方向にだけ電流を流し逆方向には流さない整流作用をもつ。交流を直流に変える整流回路、逆流防止、電圧の基準づくり(定電圧ダイオード=ツェナーダイオード)などに使われる。順方向でも電圧が一定値(シリコンでおよそ0.6〜0.7V)を超えないと流れ始めない点が特徴で、電流を光に変える発光ダイオード(LED)、光を電流に変えるフォトダイオードも同じ接合構造を応用したものである。
ダイオード(整流作用)の具体例
ACアダプタの内部では、4個のダイオードを組んだブリッジ整流回路で交流の負の半周期を折り返し、コンデンサで平滑して直流を作る。ダイオードを1個だけ使う半波整流では、負の半周期がまるごと捨てられるため効率が落ちる。
ダイオード(整流作用)は試験でどう引っ掛けられる?
他の受動部品との働きの取り違えが問われる。コイル(インダクタ)は電流の変化を妨げる、コンデンサは電荷をためて直流を通さない、抵抗器は電流を制限するのが働きで、いずれも整流作用はもたない。「電流を一方向にだけ流す」がダイオードの決め手である。
ダイオード(整流作用)と関連する用語
ダイオード(整流作用)が出た過去問
次の電子部品のうち、整流作用をもつ素子はどれか。
正解:ダイオード
要点:整流作用をもつのは一方向にだけ電流を流すダイオード
整流作用とは、電流を一方向にだけ流し逆方向には流さない働きです。ダイオードはp形半導体とn形半導体を接合した素子で、順方向にだけ電流を通すため、交流を直流に変える整流回路に使われます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問21(IPA)図1の電圧波形の信号を、図2の回路に入力したときの出力電圧の波形はどれか。ここで、ダイオードの順電圧は0Vであるとする。
正解:0Vを底として正の半波(山)が現れ、山と山の間は0Vで平坦になる波形
要点:接地側ダイオードは片方の極性を0Vに抑えるクリッパとして働く
信号線と接地の間に接続されたダイオードは、一方の極性のときだけ導通して電圧を0Vに固定する。順電圧0Vという条件では、導通する側の半波が完全に0Vへ抑えられ、逆の極性の半波だけが抵抗を通して出力に現れる。したがって出力は片側の半波だけが残るクリップ波形になる。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。