コミットとロールバックとは?
コミットとロールバックとは、トランザクションの処理を確定させる操作をコミット、処理を取り消して元の状態に戻す操作をロールバックという。ログ(更新履歴)を利用して、障害発生時にも整合性のある状態へ復旧できるようにする。
システムアーキテクト試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2023年度)。
こみっととろーるばっく
コミットとロールバックの意味
トランザクションの処理を確定させる操作をコミット、処理を取り消して元の状態に戻す操作をロールバックという。ログ(更新履歴)を利用して、障害発生時にも整合性のある状態へ復旧できるようにする。
コミットとロールバックの具体例
障害発生時、更新前ログ(更新前の状態を記録したもの)を使って未完了のトランザクションを取り消す処理をロールバック(後退復帰)、更新後ログを使ってコミット済みの内容を復元する処理をロールフォワード(前進復帰)という。
コミットとロールバックは試験でどう引っ掛けられる?
バックアップからの復旧手順で、ロールバック(後退復帰)とロールフォワード(前進復帰)のどちらを使うべき状況かを取り違えやすい。
コミットとロールバックが出た過去問
システム障害発生時には、データベースの整合性を保ち、かつ、最新のデータベース状態に復旧する必要がある。このために、DBMSがトランザクションのコミット処理を完了…
正解:ログファイルへのコミット情報書込み完了時点
要点:コミットはログファイルへの書込み完了で確定する
障害が起きても復旧できるようにするには、コミットの事実が不揮発な媒体に残っている必要がある。DBMSはログ先行書出しの原則に従い、コミット情報をログファイルへ書き終えた時点でトランザクションを完了とする。メモリ上のログバッファに書いただけでは電源断で失われるため、完了とみなすことはできない。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問21(IPA)DBMSがトランザクションのコミット処理を完了するタイミングはどれか。
正解:ログファイルへのコミット情報書込み完了時点
要点:コミット確定はログファイルへの書込み完了時点
DBMSはWAL(ログ先書き)方式に基づき、コミット情報を含むログを不揮発の記憶装置であるログファイルへ書き出した時点でコミット完了とする。ログさえ確実に残っていれば、直後に障害が起きてもロールフォワードによって更新内容を再現できるためである。
出典:令和5年度 春期 システムアーキテクト試験 am2 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。