RLOとは?あーるえるおー
RLO(Right-to-Left Override、U+202E)とは、それ以降の文字列を右から左へ並べ替えて表示させるUnicodeの制御文字。ファイル名に埋め込むことで、実行ファイルの拡張子を画像や文書のもののように見せかけ、利用者に開かせる手口に使われる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
アラビア語やヘブライ語のように右から左へ書く言語を、左から右へ書く言語と1つの文書に混在させるため、Unicodeは表示方向を明示する制御文字を用意している。本来の用途では必要な機能だが、文字コード上は普通の1文字であり、ファイル名にも入る。表示だけを反転させて実体には触れないという性質が、そのまま拡張子偽装へ転用された。
具体例
「請求書」の後ろにこの制御文字を置き、続けて「cod.exe」と綴ったファイル名は、画面上では「請求書exe.doc」と表示される。拡張子を表示しない設定と重なると、利用者は文書ファイルだと思って開くことになる。
試験での引っ掛け
同じRLOでも、ITサービスマネジメントでは目標復旧レベル(Recovery Level Objective)を指し、災害時にどの水準まで業務を戻すかを表す指標である。設問がどの分野の話かで判断すること。またこの手口は表示上の偽装にすぎず、実体は実行ファイルのまま変わらない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
RLO(Right-to-Left Override)を利用した手口はどれか。
正解:文字の表示順を変える制御文字を利用し、ファイル名の拡張子を偽装する。
要点:RLOは表示順を反転させて拡張子を偽装する制御文字
RLO(Right-to-Left Override)はUnicodeの制御文字で、これ以降の文字の表示順を右から左へ反転させる。攻撃者はこれをファイル名に埋め込むことで、実際は実行ファイルであるものが文書ファイルなどに見えるよう拡張子を偽装し、利用者に開かせる。表示だけが変わり実体は変わらないため、見た目の拡張子を信用しないことが対策となる。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
RLO (Right-to-Left Override) を利用した手口はどれか。
正解:文字の表示順を変える制御文字を利用して、ファイル名の拡張子を偽装する。
要点:RLOは表示順を反転させて拡張子を偽装する制御文字
RLO(Right-to-Left Override)はUnicodeの制御文字で、これ以降の文字を右から左へ並べて表示させる。ファイル名の途中に埋め込むと、実際は実行ファイルなのに文書ファイルに見えるよう拡張子を偽装できる。表示だけが変わり実体は変わらないため、見た目の拡張子を鵜呑みにしないことが対策となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。