PPPとは?ぴーぴーぴー
PPP(Point-to-Point Protocol)は、2点間の回線上でデータリンク層の接続を確立するプロトコル。LCPでリンクと認証方式・MRUなどを折衝し、必要ならPAP/CHAPで認証し、最後にNCP(IPv4ならIPCP)でネットワーク層の設定を行う、という三段階を踏んでから通信を始める。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
電話回線ごしにIP接続を売る形態では、誰が接続しているかを特定しないと課金もアドレス払い出しもできない。そこで、リンクを張る段階・相手を確かめる段階・上位層の設定を配る段階を明確に分ける設計になった。この分離のおかげで、認証方式や上位プロトコルを差し替えても土台を作り直さずに済み、いまもPPPoEとしてISP接続に残っている。
具体例
PPPoEはイーサネットのフレーム上にPPPを載せ、事業者から配られた接続IDとパスワードで認証してからグローバルIPを受け取る。これに対しIPoEはPPPのセションを張らないため、網終端装置に集中して起きる夕方の輻輳を避けられる、という構成上の違いが出る。
試験での引っ掛け
「LCP→認証→NCP」の順序が問われる。またPPPoEはPPPそのものではなくカプセル化方式である点、経済分野では同じ略語が購買力平価(Purchasing Power Parity)を指す点も、設問の分野を見て切り分ける。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
PPPに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:リンク確立フェーズの後に認証プロトコルを実行することができる。
要点:PPPはLCPでリンク確立後、認証を経てNCPへ進む
PPPはリンク確立フェーズ(LCP)でリンクのパラメータを取り決めた後、必要に応じて認証フェーズに進み、PAPやCHAPといった認証プロトコルを実行する。その後にNCPでネットワーク層プロトコルの設定を行う。この段階的な手順がPPPの基本構成である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。