サービスの設計及び移行とは?さーびすのせっけいおよびいこう
サービスの設計及び移行とは、サービスを新しく始めるとき、内容を変えるとき、やめるときに、要求をはっきりさせ、設計し、作り、あらかじめ決めた受入基準に合格することを確かめてから実際に使われる環境へ移す、という一続きの流れ。ITサービスの管理の規格JIS Q 20000-1が、独立した要求事項として定めている。
最終更新:2026-10-09
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プログラムとして動くものが完成していても、そのまま使い始めると、利用者が使い方を知らない、問合せ先が決まっていない、想定の人数で開くと遅い、といった形で業務が止まる。作る側の「できた」と、使う側の「使える」は別だという前提に立ち、受け入れる側が困らないことを確かめる関門を工程として置いたのがこのプロセス群である。開発とサービス運用の境目として問われる。
具体例
大学の履修登録システムを入れ替えるなら、同時に何人が使うか、何秒以内に画面が返るかを先に数値で決め、その数値で試験して合格してから切り替える。旧システムをいつ止めるか、問合せをどこで受けるかまで計画に含めるのがJIS Q 20000-1の求めるやり方になる。
試験での引っ掛け
対象は新規と変更だけではなく、サービスの廃止(終了)も含まれる点が定番の出題。受入基準は移す直前に決めるものではなく、設計に入る前に合意しておくもの。「移行=データを別のサーバへ移すこと」だけと読むのも誤りで、教育や問合せ体制の準備まで含む。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問56(IPA)
システムの開発部門と運用部門が別々に組織化されているとき,システム開発を伴う新規サービスの設計及び移行を円滑かつ効果的に進めるための方法のうち,適切なものはどれ…
正解:運用部門からもシステムの運用に関わる要件の抽出に積極的に参加する。
要点:運用部門を要件抽出段階から参加させると移行が円滑になる
新規サービスの設計・移行を円滑に進めるには、運用を担う側の知見を早い段階から取り込むことが有効です。運用部門が要件抽出の段階から参加すれば、監視方法やバックアップ、障害対応といった運用要件が設計に織り込まれ、移行後の手戻りが減ります。完成後に説明するだけでは、運用しにくい仕様が残ってしまいます。
出典:令和6年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問14(IPA)
システムの開発部門と運用部門が別々に組織化されているとき、システム開発を伴う新規サービスの設計及び移行を円滑かつ効果的に進めるための方法のうち、適切なものはどれ…
正解:運用部門からもシステムの運用に関わる要件の抽出に積極的に参加する。
要点:運用部門は要件抽出の段階から参加するのが効果的
運用しやすいシステムにするには、要件を固める段階から運用部門が関与し、監視・バックアップ・障害対応といった運用上の要件を自ら挙げることが有効である。設計が終わってから引き継ぐ形では、運用側の事情を反映できず移行が難しくなる。開発と運用が早い段階から協働することが円滑な移行の鍵になる。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2. サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > (13) サービスの設計及び移行に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。