CISCとは?しすく
CISCとは、メモリ間演算や多様なアドレッシングといった複雑な処理を1命令でこなせる命令を数多く備えた命令アーキテクチャ。命令長は可変で、制御はマイクロプログラム方式を採ることが多い。同じ処理をより少ない命令数で書けるためコードサイズが小さくなる反面、命令ごとの実行サイクル数がばらつき、パイプラインの段を揃えにくい。
最終更新:2026-10-06
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主記憶が高価で小さく、コンパイラも未熟だった時代には、プログラムの容量そのものが制約だった。1命令に処理を詰め込めば容量が減り、アセンブラで書く人間の負担も減る。この方向を突き詰めた結果がCISCである。その後メモリが安くなり、実際に使われる命令はごく一部に偏ると分かったことで、単純な命令を高速に流すRISCという逆向きの設計が生まれた。
具体例
インテルのx86系は代表的なCISCで、可変長命令とメモリオペランドを持つ。現在の実装は、外から見える命令セットはCISCのまま、内部ではRISC的な内部命令へ分解して実行する折衷になっており、命令セットとマイクロアーキテクチャが別の層であることを示す例になっている。
試験での引っ掛け
RISCと対で問われ、対応を逆に覚える誤りが定番。命令長はCISCが可変長・RISCが固定長、制御方式はCISCがマイクロプログラム制御・RISCがワイヤードロジック。コードサイズが小さいのはCISC側だが、それは実行が速いことを意味しない。組込みで容量制約を論じるときは、Armの16ビット命令のような圧縮命令セットの存在を別枠で考える。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。