APIとは?えーぴーあい
APIとは、あるソフトウェアの機能を他のソフトウェアから呼び出して利用するための接続仕様。呼出し方・引数・戻り値・エラーの返り方を取り決めておくことで、内部の実装を知らなくても機能を使え、実装側は仕様を守る限り中身を入れ替えられる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
内部構造に直接依存させると、片方を変えるたびにもう片方が壊れ、製品を入れ替えることもできなくなる。そこで境界に仕様だけを置き、その裏側を自由にするという考え方が生まれた。データベースの世界でも、アプリケーションがDBMSごとの呼出し方に縛られないよう、接続部分を標準化する動きが同じ理屈で進んできた。表を直接見せずに手続きだけを公開するという設計判断も、この延長にある。
具体例
JDBCやODBCは、アプリケーションからDBMSへ接続して問合せを送るためのAPIで、ドライバを差し替えればOracle DatabaseからPostgreSQLへ接続先を変えられる。表を直接公開せず、在庫引当をストアドプロシージャとして公開し、その呼出し仕様だけを他システムに渡す形も同じ考え方である。
試験での引っ掛け
人が操作する画面であるUIとは別で、ソフトウェア同士をつなぐ窓口である。実装を隠す点が本質なので、APIを公開しても内部の表構造まで公開したことにはならない。逆に、他システムから表を直接参照させる連携はAPIによる連携とは呼べず、表定義の変更が相手を壊す密結合になる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和3年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
W3Cで勧告されている、Indexed Database APIに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:Webブラウザ用のストレージの機能として、トランザクション処理のAPIが定義されている。
要点:Indexed Database APIはブラウザ内のトランザクション付きストレージ
Indexed Database APIは、Webブラウザ内部に構造化データを保存するための仕組みで、キーによる索引付き検索とトランザクション処理を備えている。クライアント側で動作するストレージ機能であり、これを述べたウが正しい。
出典:令和3年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(IPA)解説で登場
マッシュアップの説明はどれか。
正解:公開されている複数のサービスを利用して、新たなサービスを提供する。
要点:マッシュアップは公開サービスを組み合わせ新サービスを作る
マッシュアップは、公開されている複数のサービスやAPIを組み合わせて、単独では実現できない新しいサービスを作り出す手法である。自前でプログラムを作り込むのではなく、外部サービスの機能を束ねて価値を生む点が要点であり、エが正しい。
出典:令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(IPA)解説で登場
ドキュメンテーションジェネレーターの説明として、適切なものはどれか。
正解:ソースコード中にある、フォーマットに従って記述したコメント文などから、プログラムのドキュメントを生成するソフトウェアである。
要点:ソースの規約コメントから文書を自動生成するツール
ドキュメンテーションジェネレーターは、ソースコード中に定められた書式で書かれたコメントや宣言を読み取り、API仕様書などのドキュメントを自動生成するツールである。コードと文書が同じ場所にあるため、乖離しにくい利点がある。よってイが正しい。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。