ROI(投資利益率)とは?とうしりえきりつ
ROI(投資利益率)とは、投資によって得た利益を投資額で割った比率。案件を選ぶ段階の比較にも、稼働後の評価にも用いられる。監査で問われるのは数値の高低ではなく、効果の測り方が投資判断より前に定められ、稼働後に実績値で測り直す仕組みが働いているかという点。
最終更新:2026-10-06
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IT投資は効果が間接的で、やってみて良かったという感想で締めくくられやすい。金額に換算した共通の尺度を置くことで、案件どうしの比較と事後の説明ができるようになる。ただし換算の前提を後から動かせば、どんな結果でも成功に見せられる。監査が事後評価の仕組みを問うのは、この抜け道があるためである。
具体例
年2,400万円の効果を見込んで8,000万円を投じた基幹システム刷新について、監査人は稼働から1年後の実績報告を入手する。効果指標の定義が計画時のものと同じかを比較表で確かめ、未達を覆い隠すために定義がすり替えられていないかを検証する。
試験での引っ掛け
値が高い案件ほど優れているとは限らない。回収までの期間や効果の確実性が案件ごとに違い、単純には比べられない。効果額に削減見込みの工数を人件費で積む場合、実際に要員が減るか他の業務へ振り向けられなければ、利益としては実現しない。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
新システムの受入れ支援において、利用者への教育訓練に対する教育効果の測定を、カークパトリックモデルの4段階評価を用いて行う。レベル1(Reaction)、レベル…
正解:d
要点:カークパトリックのレベル2は理解度テスト等で学習到達度を測る段階
カークパトリックの4段階評価は、レベル1が受講者の満足度や反応、レベル2が知識・技能の習得度、レベル3が職場での行動変容、レベル4が業績など組織成果への影響を測る。理解度確認テストを実施して結果をフィードバックする活動は、学んだ内容が身についたかを測るものなので、レベル2(Learning)に当たる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。