移動平均法・指数平滑法による需要予測とは?
移動平均法・指数平滑法による需要予測とは、時系列データから将来の需要を見積もる代表的手法。移動平均法は直近n期の平均を予測値とし、nを大きくするほど変動が平滑化される。指数平滑法は「次期予測=今期実績×α+今期予測×(1−α)」の形で、過去のデータに指数的に減衰する重みを与える。平滑化定数αが大きいほど直近を重視する。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2025年度)。
いどうへいきんほう・しすうへいかつほうによるじゅようよそく
移動平均法・指数平滑法による需要予測の意味
時系列データから将来の需要を見積もる代表的手法。移動平均法は直近n期の平均を予測値とし、nを大きくするほど変動が平滑化される。指数平滑法は「次期予測=今期実績×α+今期予測×(1−α)」の形で、過去のデータに指数的に減衰する重みを与える。平滑化定数αが大きいほど直近を重視する。
移動平均法・指数平滑法による需要予測の具体例
今期予測1,000個・実績1,200個でα=0.3なら、次期予測は1,200×0.3+1,000×0.7=1,060個。季節変動の大きい商品でαを大きくすると予測が実績を追いかけて振れ、在庫が過剰と欠品を繰り返すため、季節指数で調整したうえで平滑化するといった使い分けが必要になる。
移動平均法・指数平滑法による需要予測は試験でどう引っ掛けられる?
指数平滑法は保持するのが直前の予測値と実績値だけで済み、移動平均法のように過去n期分のデータを保持しなくてよいのが利点。αを大きくすると「予測が安定する」「予測が正確になる」とする選択肢は逆で、直近への感度が上がりノイズにも過敏に反応する。逆に移動平均法や小さいαは急変への追随が遅れ、実績に対してラグが出る。
移動平均法・指数平滑法による需要予測と関連する用語
移動平均法・指数平滑法による需要予測が出た過去問
スマートファクトリーで使用されるAIを用いたマシンビジョンの目的として、適切なものはどれか。
正解:従来の人間の目視検査を自動化し、検査効率を向上させる。
要点:マシンビジョンは画像認識で目視検査を自動化する技術
マシンビジョンは、カメラで取得した画像をAIなどで解析し、機械に「見る」機能を持たせる技術である。スマートファクトリーでは、人が目視で行っていた外観検査や欠陥検出を自動化し、検査の速度と均質性を高める目的で用いられる。需要予測や設計変更の伝達は画像認識とは別の領域である。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問73(IPA)様々な需要予測モデルのもととなっている時系列モデルに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:指数平滑法は,過去の実績値よりも直近の実績値を用いるほど予測の精度が向上すると考えられる場合に有効な手法である。
要点:指数平滑法は直近重視、移動平均法は長期トレンドの把握向き
指数平滑法は、直前の実績値と前回の予測値を平滑化定数で重み付けして次期を予測する方法である。定数を大きくするほど直近の実績を重視するので、直近の動きが予測に効くと考えられる場合に適する。移動平均法は平均する期間を長くするほど短期の変動が均され、長期のトレンドを見るのに向く。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)ビッグデータの利用におけるデータマイニングを説明したものはどれか。
正解:蓄積されたデータを分析し,単なる検索だけでは分からない隠れた規則や相関関係を見つけ出すこと
要点:データマイニングは大量データから隠れた規則を見つけ出す
データマイニングは、大量に蓄積されたデータを統計や機械学習の手法で分析する技術である。条件を指定した検索や単純な集計では見えてこない規則性・相関関係・パターンを掘り出し、販売施策や需要予測などの判断に生かす。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問30(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。